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―夢でも君のこと大切に思ってる―
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💫第2話:知らない場所
目を開けると、そこは知らない場所だった。
光に包まれた会場。
ステージの上には、見覚えのあるシルエット。
――推しだ。
信じられなくて、何度も瞬きをした。
夢だってわかってるのに、音も光も、現実みたいに鮮やかだった。
「……本物、みたい」
思わずつぶやくと、彼がこっちを見た気がした。
ステージの照明の下、推しが微笑む。
「来てくれて、ありがとう」
一瞬、時間が止まった。
声が届くわけないのに、心の奥が震えた。
手を伸ばしても届かない距離。
それでも、あの笑顔を見られただけで、胸がいっぱいになった。
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読んでくれてありがとう!
実際に推しに会えるってなったらなにかしてみたいこととかある?