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パラパラとひとつの音が個人図書館に響く。そこに人のため息が異音のように聞こえる。
「ふぅ」
すべて読み終わってしまった。
個人図書館に納められている魔術書をすべて
うーん。暇だわ、どうしようかしら。
「ヴァルクシアちゃーん」
「パパ。また来たのね」
この人2日に1回のペースできてるのよね。
「酷くないかな。そろそろね、社交界に、」
「いやてすが?」
「即答だね」
社交界、貴族のドロドロの政治。そんなのできるだけ避けておきたい。
「せめて、側近候補、兼友達とかさぁ」
「かなり私特殊なのに、そこら辺の令息令嬢を側近候補にはしたくないわ。それに、私を知ったら逃げていくじゃない」
私は普通じゃない。以前パパが何人か候補を連れてきていたけれど、最終的に全員に泣かれて終わったわ。
「うっ」
「パパ、私騎士たちが使っている鍛練場を朝でも夜でもいいから使いたいのだけれど」
ちょうど暇だし。以前のように剣を使い始めてもいい頃合いでしょう。
「え?なに爆破でもするの?」
「違うわよ。鍛練場ですることなんて、剣の鍛練くらいでしょう?」
、、、
何?この間。
「うちの子が、、剣を?、、、専属の指南役つけなきゃ。世界でいちばんの見つけないと」
「パパ?独学でいいから!指南役つけなくていいから!」
まずいわ。私は以前に剣を習っている。もちろんこの国の流派とは違う、指南役をつけられるとめんどくさい事になる。
「えぇ?でも、、」
「私、自分独自の剣を使いたいのよ」
「うーん。わかった」
よし!これで鍛練ができるわ!
「だだし。騎士たちがいる時間にやること、怪我したら元も子もないし」
「はーい」
それくらいだったらどうにかなるでしょう。
やらかしたわ。
そりゃそうよね。いきなり達人級に剣を使えたらおかしな話になるわよね。
「あのわざどうやってやったんですか?!皇女殿下!」
ことは数日前に遡る。
1日目
まずは体力づくり。とりあえず騎士のウォーミングアップに合わせてみましょう。
きつい。まさかこの体がこんなにも体力がないなんて思いもしなかったわ。騎士のペースについて行けない。今日は鍛練場にいる間はできるだけ走り続けるようにしよう。
疲れた。宮に戻って息が落ち着いたら、筋トレしましょう。
2日目
今日を体力優先でやりましょう。
あれ?走ってるけど騎士のペースについていけているわ。なんでだろう?昨日よりも楽に走れている。
宮に戻って筋トレもしてみたけど昨日の2倍はできるようになっている。
3日目
以前の半分程度の体力が戻った。速すぎる、まぁ悪くはないからいいけど。騎士よりかなり早いペースで走っているけれど。
4日目
伝説の魔導植物、全てを食らいつくし、死を与える滅びの花、 黒薔薇ナイトローズを昇華変換魔術で剣に変える。黒い刀身、少し湾曲した片刃の剣。これが私の剣そろそろ型の練習に移りましょう。私の剣は舞うことで完結する。剣舞そのものが剣術となる。
今日はひたすら剣舞を舞い続けた
何度か息が切れ倒れそうになったけれど、
5日目
舞うことに苦労しなくなった、以前と同じくらいには剣が使えるようになったということ、そろそろ実際に戦ってみたいのだけど、、どうしようかしら。
「ヴァルクシアちゃーん」
「パパちょうどいいところに」
パパにお願いしてみましょう。
「キリがいい所までできたから実戦したいのだけど」
「実戦!?早くないかな!?」
たしかに、実際できるようになっていても5日目はさすがに早いと思われるわよね。
「まぁ、いいけどさぁー」
「え!?」
まさか許可が降りるとは。
「でも、騎士と模擬戦くらいにしてね」
「わかったわ」
では早速。
そして現在に至る
「「「皇女殿下!」」」
やりすぎだわ。完全にやりすぎたわ。
何をしたのかと言うと。力では勝てないと思って剣を受け流し、私独自の抜刀術を使った。のだけどあまりに圧勝しすぎでしまった。
どうしましょう?魔術でも天才とか言われているのに。まぁなんとかなるでしょう。