コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
🌙「ふぅ、これぐらいで済ませといてやるよ。」
🐸「さすがにやりすぎだよマリ…。」
ほんの冗談でコテンパンに叩きのめされた雑種さん。
さすがに悪いことを言ったと自覚があったのか、反撃は一切していなかった。
🕯「マリもいいって言ってるし、このまま仲間入りって形で決定?」
🐸「そうしてもらえると嬉しいです…。」
👾「そうしよっか、それじゃあこれからよろしく。」
🐸「ありがとうございます…!全力尽くして頑張ります…!!」
雑種さんが仲間に加わった。
かっこいい見た目なのにカエルに負けちゃうお侍さん。
でも本気出せば強大な力を発揮するのかも…?と期待はよせておこうかな。
🌙「どうなることやら…。」
日が沈み、辺りは暗くなってきた。
しかしこの辺には町も村も宿泊施設もない。
💭「え、もしかしてこのまま野宿するつもり?」
⚡️「たぶんそうだろうな、どうするつもりなんだはるー。」
まずい、勘づかれてた。
今までちゃんとした宿泊施設で泊まってきたのにまさか今から野宿するなんて口が裂けても言えない…。
どうにか上手く誤魔化せないかな。
👾「うーん…ま、まぁ!たまにはキャンプもいいかなぁーってさ!!」
🫘「舐めちょる…舐めちょりすぎとる。」
あ、あぁわぁぁぅあ…。
🐸「マリさん達、今まで野宿してたの?」
🌙「いや知らん、私はしたことない。」
たしか最後に野宿したのは塔に行く前。
それ以降に加わったマリさん、あろまちゃん、雑種さんは野宿の経験を知らない。
🍯「案外キャンプも楽しいよ、焚き火を囲んで食べるご飯は絶品!!」
🕯「いいなぁ、雑種も喜びそう。」
🐸「いや私は肉燃やしちゃうから結構です。」
肉を燃やすって何?
焼くじゃなくて燃やすなの?どういうこと?
💭「まぁまぁそう言わずにキャンプしようよ!!」
🍯「いえーーーーーい!!」
相変わらず元気だなぁ。
結局そのままキャンプをすることになり、
各々、役割を決めて準備を始めた。
🫘「やっと終わった…。」
🌙「初めてやったけど疲れるなこれ…。」
🐸「マリさんは塔にいた頃、部下に全部任せっきりだったんでしょ?」
🌙「それ聞く必要ある?」
🐸「マリさんならやりかねないから。」
🌙「はぁ、どーでしょうね!!ほらさっさと食事の準備終わらせるよ。」
🐸「逃げた……………。」
これまでの道中で手に入れた食材を皆で出し合う。
肉、魚、木の実、野菜などなかなかの量が出揃った。
⚡️「この人数だと足りなくなるかと思ってたけど、さすがにこれだけあれば足りそうだな。」
そう、なんと今は7人も仲間を引き連れており、自分を含めて計8人組になっている。
ここまで多いとさすがに食材がいくらあっても足りないだろうなと思っていたけどこれなら安心できる。
🍯「さっそく焼いていこー!!」
肉や魚を焚き火の炎で焼き始める。
はにけーきと雑種さんが中心となって料理が進められていく。
相変わらずのんびりしているマナトとユメ。
この光景、塔に行く前にも見た気がする。
🍯「できたよー!!」
🐸「私なりには上手くできた方だと思います…」
1人ずつ食事が配られていく。
💭「それじゃあいただきまーす!!」
👾⚡️🌙🕯🍯🫘🐸「いただきます!」
こんな大人数でご飯を食べるのは、ここに来て初めてかも。
みんな美味しそうに食べてる。
🫘「この肉めっちゃ美味いやん、何の肉なん?」
🌙「んー、たぶんモンスターの肉ですかね?」
🫘「え………終わった…俺の腹…終わった…。」
ここまで人数が多いと話が尽きなくて楽しい。
ずっと誰かしらが話し続けてる。
🐸「あの良かったら自己紹介し合いませんか?私まだ皆さんのこと把握しきれてないので…。」
確かにそうだった、俺たちが一方的に雑種さんについて知っていってるばかりだった。
🍯「私ははにけーき!はにちゃんって呼んでね!」
🐸「はにちゃん!わかった!」
🫘「俺はごまめ、はるーみたいな舐めちょる奴は許さんタイプやで。」
👾「え?なに?なんか言った?」
🐸「ごまめさん、了解です!」
⚡️「マナト、もうすぐ賢者になれるらしいわ。」
🐸「え、賢者になるの?凄いね頑張って。」
🕯「僕はあろまだよ、死神だからちょっとでも反発してきたら地獄送りにするからね!」
🐸「満面の笑み…この人怖い…。」
💭「私はユメ!!1回こいつら襲ったけど失敗した!!」
🐸「襲った…?この人も怖い人…?」
👾「俺ははるー、勇者でリーダー。」
🐸「はるーさんは知ってる、巷で有名だよ。」
え?そうなの?
🌙「私はマリ。」
🐸「いや知ってるよ。」
🌙「ちゃんと敬語使ってくださいねー?」
🐸「お前何様のつもりだよ。」
🌙「マリ様。」
🐸⚡️🕯「は?」
🌙「え?」
🐸「皆さんありがとうございました!改めてよろしくお願いします!」
それぞれの自己紹介が終わり、食事も順次終えていく。
⚡️「美味かったなぁ〜。」
💭「キャンプの醍醐味だよね!」
⚡️「せやなぁ。」
焚き火を消してテントの中に入る。
8人用のテントだから今までの物とは比べ物にならないぐらい大きい。
これなら窮屈な思いをしなくて済みそうだ。
🫘「明日は王城やな。」
🐸「あそこの城に向かうんですか?」
🫘「せやで、王様に雷の宝玉貰いに行くねん。」
🐸「あぁなるほど、あそこの王様はかなり友好的なのでじっくり話込めばきっといけると思いますよ。」
🫘「そうなんや、よかったなはるー。」
👾「え?あぁうんそうやな。」
⚡️「お前絶対話聞いてなかっただろ。」
バレてたーーー!!!