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俺は逃げ出した後を追い掛ける、走るのは遅いくせに身軽だからか障害物を交わしていく、
「何故逃げる待て」
「どこ行った…」
GPS仕込んでおくべきだったか
微かだったが花の香を感じた。
この匂いを、辿って行けば逢え不可もしれない。
(俺は警察犬かよ)
でも何だか面白い、俺が誰かを追いかける事なんてなかった。
学園を抜け出して、外にまで出てしまっている。
さっきよりも、匂いを感じるこの辺りに居るのかもしれない。
ここは繁華街でまるで昼間のように綺羅びやかな場所であるが、高校生ではまだ早く近付いてはいけない場所である。
下手したら補導されかねないが、まだ補導されていた方がましだとも思った。
何もなければ良いのだが、あいつは喧嘩早いくせに華奢だし、身軽のくせして足は遅いし、生徒姿だし!?
そうだあいつ今、
女子高生風の姫衣装着たまんまじゃないか…
嫌な想像が頭を駆け巡る。
「早く探さないと…」
最悪な事になるー
ドンッ💥
「いってぇーな、どこ見てんだ💢」
「・・・・・・」
「ちょっと〜待てよ」
肩を掴まれて足を止められ、
無理矢理相手の正面を向かされる。
すると、早い時間から酔っていた男に全身を「ニチャ」っと気色の悪い笑顔で全身を舐めまわすように見る。
「俺さっきの衝撃で、腕折れちゃったみたい治療費払ってくんない?ざっと、30万💴」
「・・・・・・」
「女子高生じゃ払えないよね。パパ活で大人でもしないと」
「君だったら、身体で払ってもらっても構わないよ。30万円分をたーっぷり♥️」
ようやく見つけた時には
肩を抱いて、ホテル街に連れて行こうとしている場面に出くわした。
「何してんだおっさん」
「何だお前」
「未成年略取誘拐罪、児童買春禁止法違反、淫行条例違反、児童福祉法違反に不同意性交等罪として、刑犯罪になりますけど」
スマホを取り出して目の前で操作を始め
「LIVE中継で特定にさせて、社会的制裁受けてみます?一生消えないネットタトゥーになりますけど」と会社員風の男に向かって、ニコリと微笑んでみせた。
観念したのか「チッ」と舌打ちをして、男は逃げ出した。
「はぁ……」
深い溜息をつき緊張から解き放たれた。
見つけた時には、男に絡まれていて多分HOTEL🏩にでも、連れ込まれようとしていたのだろう。
読書が趣味で良かった。刑法を知るのが面白かったから勉強していたのだが、知っている知識を並べて説明し、暴力を使わずに相手を追い払う事が出来た。
相手が殴ってきたら、正当防衛で殴り返す位はしたのだが、あんな腐った大人に
「反吐が出る」
それよりも姫の姿を見て、まだ何もなかったようでホッと胸を撫で下ろした。
「補導される前に帰るぞ」
ここはホテル街が近くにある為、時間はまだ遅くはないがこんな場所に、制服を着ている高校生が彷徨いているだけで補導される可能性があると思った。
再び、逃げ出される前に強引に手を掴んで離さなかった。