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笑いながら言う彼に、こっちまでつられて笑ってしまう。
mob「いやほんと今日どうした?」
mob「朝からずっと変だぞお前ら」
友達が不思議そうに首を傾げる。
心臓が跳ねる。
隣を見ると、彼も少し困った顔をしていた。
でもその目は、どこか楽しそうだった。
pr「……まぁ、ちょっとな」
彼が曖昧に笑う。
その言い方が意味深すぎて、
友達たちは「え!?」「なになに!?」と騒ぎ始めた。
mob「なんかあった!?」
mob「絶対隠してる!」
pr「なんもないって!」
彼は慌てて否定するけど、
耳が赤いせいで全然説得力がない。
mob「お前顔赤っ!」
pr「うるさい!」
教室中が笑いに包まれる。
その空気に紛れて、
彼が机の陰からそっと小指を伸ばしてきた。
一瞬だけ迷ってから、
自分もそっと小指を絡める。
誰にも見えない、小さな秘密。
彼はそれだけで嬉しそうに笑った。
午後の授業は、午前よりもっと集中できなかった。
先生の声を聞き流しながら、
時々感じる小指の感触ばかり気になってしまう。
彼も同じみたいで、
ノートを取りながら何回もこっちを見ていた。
そして放課後。
終礼が終わった瞬間、
彼がすぐ立ち上がる。
pr「帰ろ」
早い。
ak「まだ鞄しまってるんだけど」
pr「待つ」
机の横で素直に待ってる姿に、思わず笑ってしまう。
すると友達がニヤニヤしながら近づいてきた。
mob「お前ら今日ほんと仲良いな〜」
pr「前からやけど?」
彼は平静を装う。
でもその直後、
こっちの鞄を自然に持とうとしてしまって固まった。
ak「あ」
pr「あ」
沈黙。
友達が目を細める。
mob「……なにそれ」
pr「いやこれは違っ」
焦る彼の声が裏返る。
耐えきれなくて吹き出すと、
彼は真っ赤になりながら小さく叫んだ。
pr「笑うなってぇ……!」