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屋上のフェンスの向こう側で、いふの姿が小さく揺れていた。ないこは一瞬で気づき、駆け寄る。
🎲🩷🐶「いふくん、待って!お願い、こっちに戻ってきて!」
声が少し震える。ないこは手を伸ばしながら、目を逸らさず真剣にいふを見つめる。
いふは小さく俯き、声も震えていた。
🎲🥂💙「もう、どうしても…全部、嫌で…」
ないこは膝をついて、いふの目線の高さに合わせる。
🎲🩷🐶「いや、全部嫌だと思う気持ちは分かる。でも、君の命がなくなったら、何も解決しないよ。僕は、絶対に君を一人にはさせない。」
いふはその言葉に一瞬固まる。足元の力が抜けそうになり、涙がこぼれる。
🎲🥂💙「…でも、もう…耐えられなくて…」
ないこは腕を広げ、決して押し付けず、ただ安全な距離で支える。
🎲🩷🐶「耐えられない気持ちは、そのままでいい。ここで泣いても、僕はちゃんとそばにいるから。だからお願い、こっちに戻ってきて。」
いふは少しずつ、ないこの声に引き寄せられるようにフェンスから離れた。
足を震わせながら、膝をつく。
ないこはそっと手を差し伸べる。
🎲🩷🐶「大丈夫。怖かったね。でも、もう一人じゃないよ。」
いふはその手を握り、力なく頷く。
🎲🥂💙「…ありがとう、ございます…」
ないこは肩に軽く手を置き、静かに言った。
🎲🩷🐶「いいんだよ。怖くても、辛くても、ここで僕が待ってるから。少しずつでいい、また一緒に歩いていこう。」
屋上の風が二人を包み、いふはまだ涙を拭えずにいたが、少しだけ安堵した表情を見せた。