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「どうしたものかな……」
スマホと睨めっこすること数日。
私は滝井さんと会うどころか、未だに連絡を取ることもできずにいた。
スマホを開くが、いざ文字を打とうとすると上手い言葉が思い浮かばず先に進まないのだ。
少しでも早く滝井さんに自分の気持ちを伝えなければいけないということは分かっている。
でも内容が内容だけに躊躇してしまう。
できることなら会わずに、なんて内心思ってしまうけど、それはやっぱり人として絶対に駄目な気がする。
「やっぱり会ってきちんと話さなきゃだよねー」
結局、決心がつかず、ため息と共にスマホをカバンに仕舞った。
昔からそうだ。
駄目だと分かっていながら苦手なことや嫌なことは、ついつい後回しにしてしまう。
でもさすがに今度ばかりは、そうはいかないことと分かっている。
「うん、明日こそ連絡しよう」
自分に言い聞かせるように言うと、とりあえず帰ることにし＊＊＊＊＊＊＊
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