💙「んっ……さくまっ…あっ」
テーブルに突っ伏して、翔太が哭く。
後孔に、俺の指を受け入れながら。もう、30分以上、こうしている。時々俺の指の腹が、イイ所に当たるたびに翔太の腰が跳ねた。
💙「もう…だめぇ……ちょうだい……」
腰をくねらせて切なくうめく翔太は、この上なく艶かしく、いやらしかった。
前は先走りでぐちょぐちょで、ひと擦りしたら、おそらく達する。翔太の手首は後ろ手に縛られ、自分で自らを慰めることは許していない。
翔太の快感は俺の手に握られている。そう思うと、興奮した。
🩷「いい格好…」
舌なめずりして、翔太の双丘を掴む。
期待した翔太が控えめに腰を差し出した。
俺は、俺の猛ったものを掴み、翔太の中に挿れた。
翔太が好きな相手は、阿部ちゃんだ。
俺じゃない。
阿部ちゃんに愛されたくて、翔太は俺にこうして身を投げ出している。
阿部ちゃんは俺の恋人。
普通なら、横から割り込んできた翔太なんか入る隙間もないのだが、あろうことか楽屋で阿部ちゃんのジャケットの匂いを嗅ぎながら、翔太が一人でしていたのを俺は見てしまった。
それを見た瞬間。
俺は嫌悪感よりも、興奮した。
いけないものを見てしまった悦びの方が大きかった。
戸口で翔太がイクのを見届け、後始末をしているところへわざと声をかけた。
🩷「えろ」
💙「え……やだ。佐久間」
真っ赤になって、自分のを隠した翔太の手首を掴んだ。翔太の目がたちまち潤み、下を向いた。
🩷「阿部ちゃんのだよね?これ」
左手で阿部ちゃんのジャケットを摘む。翔太は答えない。
🩷「これ、今日この後本番で着るやつだよね」
💙「んっ……」
🩷「なあっ!!!」
大きな声を出したら、翔太の身体がビクッとなって震えた。
💙「言わないで………」
小さな声で俺にお願いする。
翔太の身体が小刻みに震えていた。
俺の胸は言いようのない征服感で満たされた。
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