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-—-弐 修行—–
[ 前回のあらすじ ]
朝起きると、何故か鬼滅の刃の世界にいた○○!
神社をうろうろしていたら、鬼に襲われてしまう。
危機一髪で霞柱”時透無一郎”に助けられ、本物の無一郎に見惚れる○○!
そこで○○は、(どうせ漫画の中に来たのなら、推し達に会いたい!)
と思い、鬼殺隊に入ることを決意した…
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○○ 「ん~!とっても美味しいです!」
熱々の味噌汁を食べながら言う。
今私は、…“鱗滝 左近次”さんの家にいる。
そして、その横には”竈門炭治郎”も居る!
炭治郎 「ほんと、さっきはビックリしたよ!
急に山から女の子が落ちてきたんだから…」
私の方を見ながら炭治郎君はそう言った。
今から二時間前、私は下山中だったのだが…
大きな石に躓き、そのまま体制を崩して急な坂道を
ころころと 滑っていってしまったのだ。
○○ 「炭治郎君が助けてくれなかったら落ち続けてたよ~。」
炭治郎 「あはは。俺もちょっとした訓練(?)になったから良かったよ!」
鱗滝 「…名は○○と言ったか。本当に、最終選別を受けるのか。」
鱗滝さんは本当に天狗のお面を着けていて、
表情が分からなくて少し怖い。けど、声でちゃんと優しい人だと分かる。
炭治郎君は少し話しただけでいい人というのが分かった。
それとイケメン。
○○ 「はい。もう覚悟はできてます。」
鱗滝 「そうか…なら、炭治郎と一緒にここで修行するといい。」
まさかの言葉に、私は歓喜する。
○○ 「本当ですか!ありがとうございますっ! 」
炭治郎 「おお!嬉しいなぁ。○○、一緒に頑張ろうな!」
目をキラキラと光らせて喜んでくれる炭治郎。可愛い…
○○ 「うん!」
それから私達は、血の滲むか滲まないかくらいの鍛練をした。
運動不足すぎる私には本当にきつかったけど、
推しのために頑張った。そして…
○○ 「切った…!岩…切れたよ、炭治郎君!」
炭治郎 「本当か!?良かったなぁ。○○は頑張ったと思うよ!」
炭治郎君は長男なだけあって、褒めるのが上手い。
○○ 「うん…ありが…と」
バタッ
突然意識が朦朧として、私はその場に倒れてしまった…
炭治郎 「○○ー!!」
鱗滝 「疲労で倒れてしまったみたいだ。明日の朝には起きるだろう。」
炭治郎 「良かった…大事じゃなくて………」
一週間後
鱗滝 「禰豆子はわしに任せていきなさい。」
炭治郎 「ありがとうございます。頼みます。」
○○ 「…では、行ってきます。」
鱗滝 「ああ。帰ってくるのを、待っているぞ。」
私と炭治郎は、鱗滝さんに大きく頷き、最終選別へと向かった…
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