テラーノベル
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体育の授業は、始まる前から息が詰まっていた。
先生は、すちを見てから、
わざとらしく名簿をめくった。
「……すち」
呼ばれるのが、分かっていた。
「お前、準備な。倉庫から全部運べ」
「一人でだ」
理由は、言わない。
聞かれても、答えない。
「他は、準備体操」
笛が鳴る。
すちは、黙って体育館を出た。
倉庫は、ひんやりしていた。
ボール。
器具。
重たいものばかり。
(……まただ)
前にもあった。
体調が悪いときほど、
なぜか当たる。
運んでいる途中、
笑い声が近づく。
「まだやってんの?」
「先生、あいつ便利だよな」
わざと道をふさがれる。
避けようとして、
バランスを崩す。
床が、少し揺れた。
(……立て)
(倒れるな)
でも、視界が暗くなる。
先生は、見ていた。
見て、
何も言わなかった。
「遅いな」
その一言だけ。
限界だった。
足が、前に出ない。
器具が、床に落ちる音。
みことが気づいたのは、
すちが、立ち尽くしていたときだった。
「……すち」
呼んでも、反応が薄い。
近づいて、顔を見て、
すぐ分かった。
「先生、こいつ……」
言いかけて、
視線を向ける。
先生は、目を逸らした。
「大げさだ」
「あいつなんか、死んでしまえ」
「そんなひまあるなら、早く別のことでもしてろ」
その言葉で、
何かが切れた。
すちは、意識を失いかけた。
腕を掴まれる感覚。
誰かが、体を支える。
気づいたとき、
自分は、誰かに抱えられていた。
校門を出る。
風が、顔に当たる。
(……なんで)
(また、迷惑――)
玄関。
みことは、説明した。
短く、要点だけ。
でも、返ってきたのは、
興味のない声だった。
「で?」
「学校で倒れた? だから?」
みことの表情が、
はっきりと変わった。
「……この状態で?」
声が、低くなる。
返事はない。
「部屋、どこですか」
怒りを、押し込めた声。
「…ちッ」
舌打ちをしていたがみことは、そんなことなんて、きにしなかった。
ベッドに寝かされて、
すちは、しばらくして目を開けた。
視界に入ったのは、
知らないはずの、みこと。
「……なんで」
喉が、ひりつく。
「なんで、勝手に……」
言葉が荒れる。
「抱えて……」
「連れてきて……」
自分でも、理由は分からない。
怒らないと、
何かが壊れそうだった。
みことは、何も言わず、立ち上がった。
「……ごめん」
それだけ。
「でも、あのままは無理だった」
ドアの前で、少しだけ止まって、
「無理すんな」
言い切るように、言って、帰った。
しばらくして、
空気が、さらに冷える。
「なんで、ああいうやつに」
「連れてこられてんだよ」
声。
「学校、行け」
「使えないなら、意味ないだろ」
腕を掴まれる。
力が、強い。
「次は、ないからな」
放される。
外に出る。
足が、震えている。
(……行かなきゃ)
でも、胸の奥で、
さっきの声が、残っていた。
「無理すんな」
それだけが、
今日、唯一の否定だった。
ここだけの話、これ、もともと、昨日からよるずっと考えまくって書いたりしてるから、
投稿してないこの物語がさ、五話くらいあるんでw
いつでも、教えてくれればやります。(返信できないときがある)
コメント
4件
かかえるのって…どんなにふなかでもてきでもさぁ、 尊ッッってなるよね(?)
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ! 普通に理性、爆発するって...はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ...もう、発作起こしちゃったじゃん!