テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
758
#バイオハザード
#衝撃のラスト
山根利広
300
しらなみ
60
番外編「ケイトという男」
地獄・執務室。
閻魔と鬼たちが防衛軍の話をしていると、傲慢が静かに口を開いた。
「一つ訂正しておく。」
鬼たちは傲慢を見る。
「ケイトを甘く見るな。」
閻魔も頷く。
「ほう。」
傲慢は腕を組みながら続けた。
「ケイトは古流斬と共闘し、私を倒した男だ。」
「あれは古流斬一人の勝利ではない。」
「ケイトがいたからこその勝利だった。」
鬼たちは驚く。
「そんなに強いんですか?」
傲慢は迷いなく答えた。
「ああ。」
「もし強さを十段階で表すなら――」
「古流斬は10。」
「ケイトは9.6。」
鬼たちは息をのむ。
「そんなに……。」
傲慢は静かに頷いた。
「あいつは古流斬にかなり近い実力を持っている。」
「本気の古流斬に六割程度までは食らいつけるだろう。」
「それだけでも十分異常だ。」
閻魔も苦笑する。
「人間同士でその領域とはの。」
傲慢はさらに続ける。
「しかもケイトは能力への対応力も高い。」
「未知の能力でも冷静に分析し、対策を立てる。」
「戦闘経験も判断力も一級品だ。」
鬼は思わず呟く。
「つまり……。」
「十分化け物ということですね。」
傲慢は小さく笑った。
「ああ。」
「古流斬が規格外すぎるせいで目立たないだけだ。」
「ケイトも十分、常識外れの実力者だ。」
閻魔は静かに頷いた。
「だからこそ、防衛軍を率いておる。」
「実力だけでなく、人を導く器もある。」
傲慢は最後に一言だけ付け加えた。
「古流斬が安心して背中を預けられる数少ない人間。」
「それがケイトという男だ。」
コメント
1件
ふー、読み終わったわ。この番外編、めちゃくちゃ刺さった!ケイトの実力を「古流斬の9.6」って傲慢が断言するシーン、痺れたわ。しかも「安心して背中を預けられる数少ない人間」って…そういう関係性が台詞だけで滲み出てるの、最高だね。古流斬が強すぎて目立たないけど、ケイトもちゃんとヤバい奴って再確認できた。こういう他者視点の格付け好きだわ〜🔥