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8
番外編「ケイトという男」
地獄・執務室。
閻魔と鬼たちが防衛軍の話をしていると、傲慢が静かに口を開いた。
「一つ訂正しておく。」
鬼たちは傲慢を見る。
「ケイトを甘く見るな。」
閻魔も頷く。
「ほう。」
傲慢は腕を組みながら続けた。
「ケイトは古流斬と共闘し、私を倒した男だ。」
「あれは古流斬一人の勝利ではない。」
「ケイトがいたからこその勝利だった。」
鬼たちは驚く。
「そんなに強いんですか?」
傲慢は迷いなく答えた。
「ああ。」
「もし強さを十段階で表すなら――」
「古流斬は10。」
「ケイトは9.6。」
鬼たちは息をのむ。
「そんなに……。」
傲慢は静かに頷いた。
「あいつは古流斬にかなり近い実力を持っている。」
「本気の古流斬に六割程度までは食らいつけるだろう。」
「それだけでも十分異常だ。」
閻魔も苦笑する。
「人間同士でその領域とはの。」
傲慢はさらに続ける。
「しかもケイトは能力への対応力も高い。」
「未知の能力でも冷静に分析し、対策を立てる。」
「戦闘経験も判断力も一級品だ。」
鬼は思わず呟く。
「つまり……。」
「十分化け物ということですね。」
傲慢は小さく笑った。
「ああ。」
「古流斬が規格外すぎるせいで目立たないだけだ。」
「ケイトも十分、常識外れの実力者だ。」
閻魔は静かに頷いた。
「だからこそ、防衛軍を率いておる。」
「実力だけでなく、人を導く器もある。」
傲慢は最後に一言だけ付け加えた。
「古流斬が安心して背中を預けられる数少ない人間。」
「それがケイトという男だ。」
コメント
1件
ふー、読み終わったわ。この番外編、めちゃくちゃ刺さった!ケイトの実力を「古流斬の9.6」って傲慢が断言するシーン、痺れたわ。しかも「安心して背中を預けられる数少ない人間」って…そういう関係性が台詞だけで滲み出てるの、最高だね。古流斬が強すぎて目立たないけど、ケイトもちゃんとヤバい奴って再確認できた。こういう他者視点の格付け好きだわ〜🔥