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『お母さんお母さん!俺ねまた満点取れたよ!それにねかけっこで1番取れたの!』

『何それで喜んでるわけ?!私の家族なら1番取るなんて当たり前でしょ!!このまま1番取り続けなさい良いわね!』

『で、でも!』

『でもも何も無いわ!上の子達は、皆1番を取れてるのよ!だから貴方も1番を取るなんて当たり前全て完璧であるのは、当たり前なの』

そう言うと母は、俺の顔を覗き込むように屈みニヤリと笑って言葉を言い続けた

『良いわね?私は、完璧なの完璧な私の元に生まれた子供が完璧なのは、当たり前なの貴方も常に完璧でいなさい私の顔に泥を塗るような真似をしないでちょうだい貴方は、私の』

操り人形なんだから

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

俺は、操り人形そう母は、俺に愛情何てものは、一切抱いてない父方の子供に愛情を向け俺には、一切振り向かない俺は、生まれてこの方1度も名前を呼ばれたことなんてない

『全部俺が完璧じゃないから完璧になれたら母さんは、認めてくれるそうでしょ?』

ブツブツ1人でずっとそう言い聞かせて完璧である事を意識してきた。何に対してもいつも1番を取り続けてきた。それでも母は、俺を認めてはくれなかった毎度毎度言われるのは、「1番を取れるのは、当たり前」の言葉俺の中で何か黒いものが湧き出てくるじわじわじわじわと俺の中が全て黒で支配される感じがした

(18年間ずっと耐えてたんだ良いじゃないか解放されても)

殺してしまえば楽になるぞ

『殺して…しまえば』

ずっと頭の片隅で母も兄も姉も殺してしまえば解放されるそう言ってくる

『夜〜』

俺は、兄さんに名前を呼ばれはっと我に返った不意にも包丁に手を出す寸前だった

『兄さん…』

『また母さんになんか言われた?顔くらいぞ〜』

兄さんは、俺に笑いながら話しかけてくる

「その笑顔すら鬱陶しく感じてしまう」

『夜、一緒に外でなんか食べようぜ!』

『姉さんと行けばいいだろなんで俺なんだ』

『良いから!伝えたい事あるし』

『??』

兄さんは、俺に伝えたい事もあるからと中半強引に飲食店に連れていかれた

「勉強しないといけねぇのに」

『はいこ〜こ』

陽気にここだと連れてこられた場所に俺は、戸惑っただってここは

ホテルだ

『泊まるほどの金なんて持ってねぇだろ』

『あ〜真面目ちゃんは、どういうホテルか知らねぇのかか〜わいい〜』

『は?』

『まぁ後で分かるさ俺に何されるか』

『それってどういう』

バキ

突然の事だった後ろからバットのような何かに殴られ俺は、意識を失った

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