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「それにしても先輩はピーキーな武器を使ってますよね?」
「プラズマガンとハンドガンのこと?」
「エネミュウとやり合うんだからハンドガンじゃあちょっと心許なくないです?」
「確かにそうかもしれないけど基本僕が選ばれるミッションは今回みたいな基地周辺のお掃除だし必ず僕の他に誰か一人は着いてるからそこまでしっかり装備しなくても何とかなるんだよね。」
「プラズマガンも強いですけど癖のある武器ですし、弾速もハンドガンよりも遅いので危ない場面とかありそうですけど…。」
「自慢じゃないけど僕、逃げ足だけなら一級品だからね!」
「本当に自慢じゃないですそれ。」
「さてそんなこと言ってたらまた出てきたから頼むよ!」
「先輩も頼みますよ?」
そう言いながらもさすがに慣れてきたのか大体はアレンが1人で倒して制圧完了する。
「おぉー!君訓練兵の中でもかなり上澄みの子だね?」
「学力テストはダメですけど実技なら確かに平均以上は取れてましたね」
「それだけ強いなら僕もセプルの観察に専念できそうだ!」
「先輩としての威厳はせめて守ろうとしてください」
「それじゃあ最後くらいはちょっと威厳というか、グリーンベルに居た研究員としての姿をお見せしようかな!」
「さっきから見てますけどね?」
「まずここが最後のセプルア駆除みたいなんだけど最後にふさわしい敵が待ち受けてるよ!」
「セプルの数が多いとかそういうレベルならまだ何とか…」
そう言いかけた時セプルアから出てきたのはセプルのような見た目だがサイズが比にならないほど大きなものだった。
「セプルの進化系『セプライア』。大まかな見た目は一緒だけどサイズはセプルを縦に積んで二倍くらいデカくて、蕾のような部位はより固くなりメイン武装のサブマシンガンじゃほとんどダメージが出ないよ。」
「そんじゃあどうやって倒すんだよ!?」
「サブ武器の速射ミサイルで攻撃していくか、セプルと同じように蕾が開くので開いたその口の中をメインでもサブでも良いから撃ち込んでいくと倒せるから頑張ってね!」
「知識だけ授けられたとしても初見でそれ誘発できるのかわっかんないって!?」
「大丈夫!セプライアは獲物との距離が遠いと……。」
説明を聞いていたのかの如くタイミングよくセプライアが蕾を開きそこから紫色のヘドロ玉のようなものを吹きかけてくる。
明らかに食らってはいけない色をしていたので咄嗟に後ろに下がり攻撃を避けると、そのヘドロ玉の着弾地点に電気が走り少し地面が焦げていた。
「体液をぶちまけて来るからそれを避けてすぐに攻撃するといいよ!」
「うぉい!?あれ攻撃受けちゃダメなやつでしょ!?」
「大丈夫!僕たちが食らっても痺れるだけで死には至らないよ!まぁ、酸みたいなもんだから熱い思いはすると思うけどね!」
「絶対に喰らいたくないです。」
「それじゃあどんどん生み出される前にセプルアを破壊していこうか!」
「今度こそ先輩も手伝って…。」
「僕はセプライアを引きつけるから巣とセプル討伐は頼んだよ!」
「負担デカくないかな俺の!?」
『アレン・ハーネスダイン戦闘態勢を確認。録画を開始します。』
「録画も始まったしもうやるしかないのか!?」
まずはセプルと同じように元を叩くことに専念する為セプルア一直進で進んでいく。その道をセプライアが塞ぐが足元がスカスカなので蹴られないように気をつけながら駆け抜けセプライアが生み出される巣を先に撃破。その後セプルの群れからも襲われたがブーストを活かした蹴りで進んでいき他二つの巣を破壊そして残ったセプルを丁寧に処理していき残ったのはルーシュが引き付けてくれたセプライアと巣が壊れる直前に出てきた固体の計2体。幸いそいつはアレンをターゲットとして捕捉してるので一対一の状況が生まれていた。
「よーし!リーマル教官にも少しは褒めて貰えるような活躍しないとだな。先輩の状況だと、あの蕾が開いた瞬間が弱点丸出しらしいからそれを狙って速射ミサイルぶち込むか」
サブマシンガンをバラまいて注意を常に自分に向けつつ距離を保ちヘドロ玉を誘発する。自身の攻撃範囲から外れたのを理解したセプライアはヘドロ玉を放つが、これを待っていたアレンはそのヘドロ玉を避けて速射ミサイルを放つ。命中すると蕾をパクパクさせて露骨にこちらの攻撃が効いているという反応を示す。あとはこれを繰り返すだけで勝てるため苦戦することなくさっくりと倒しルーシュの方にと援護しに行こうとする。
「よーし!弱点というかを教えてもらったから苦戦せず倒せたな。とは言えセプライアは大型エネミュウではなくセプルと同じただのエネミュウっぽいから、今後俺が重要度の高いミッションに普通にバカスカ出てくる可能性があるのが怖いな……。
とりあえず今はそれは置いておいて先輩の手助けを………。」
「…なるほど。蕾の内側はセプルと同じような構造ですけどヘドロ玉を出すための器官が新たに作られているのですね。」
「本当に何してんすかルーシュ先輩!!?」
「セプライアを観察できるなんてそうないから調べたくてね!」
「ていうかなんでセプライアが身動き取れなくなって蕾が割いてるんです!? 」
「セプルやセプライアは蕾が開いたそこに『属性』武器を当てると面白い反応があるんだ。例えば今のこの状態は『電気』属性をぶつけると体が痺れて身動きが取れない、もしくは取りにくくなるんだ。 」
「電気纏ったヘドロ玉飛ばすくせに耐性ないんですかこいつ……。」
「耐性がないと言うより体内に留めておける電気量を強制的にオーバーさせてるが正しいな。電気玉を飛ばすということはそれを吸収するような器官も備わってるわけで、そこに無理やりプラズマガンの弾でもぶつけると吸収しちゃうんだ。
人で言うと口開けた時に無理やりにご飯詰め込むみたいなもん。で、口塞いで飲み込ませて胃袋限界を迎えて食ったものを吐いちゃうようになる。これがセプライア君にも当てはまって、こっちは吐かないで頑張って吸収しようとして腹十分目以上になり動けないってことになるわけ。」
「だからこうして観察できるわけね。」
「……あとは君の唾液を少し貰ってこれで良し!じゃあ申し訳ないけどくたばってね!」
観察を一通り終えたと思うや否やハンドガンを取りだし躊躇なく開いたセプライアの口に鉛玉を撃ち込んで討伐完了となり、回収班と共に帰ることとなった。