――それは俺が年下で頼りないからですか?
蓮くんの言葉がずっと耳の奥に……
そして胸の奥に響く。
違う、そうじゃない。
そうすぐに言いたかったけど、私は言葉に詰まってしまった。
蓮くんも私と同じように年齢の事を気にしている事。
そして何より私自身、自分が思っている以上に年齢の事を気にしていることを思い知らされてしまい、咄嗟に言葉が出てこなかった。
――…
―…
さすがに仕事中の蓮くんとあのまま話しつづけることはできず、仕事終わりに待ち合わせることになった。
いつもなら明るい空気も今日に限っては最初から重い空気が漂い、蓮くんが来てもなかなか本題に入れずにいた。
「志乃さん?」
「あ、ごめん……」
黙り込む私に蓮くんが心配そうに見てきた。
「なんで謝るんですか?それはやっぱり俺の言っていたことが間違ってなかったってことですか?」
「ううん、そういうんじゃなくて。誤**************
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