テラーノベル
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やがて完全に全ての欲望を出し切ると、俺は純一の口から、ゆっくりとペニスを引き抜いた。
「ケホッ……うえっ…げほっ」
「ご…ごめんね、純一、大丈夫?苦しかったよね」
慌てて彼の背中をさすると、純一は涙目で顔を真っ赤にしながらも、健気に微笑んだ。
「う、うん、大丈夫…ぼくが、したくてしたことだから……」
「……気持ち悪くない?ほら、俺の手のひらにペッてしな……?」
心配になって俺が手のひらを差し出した
その瞬間──
俺は純一の喉が、ゴクンと大きな音を立てて鳴ったのを聞き逃さなかった。
「…んぇ、ごめん…の、飲んじゃった……っ」
「え……っ!全部、飲んだの……?」
「……りひとさんのから出たものぜんぶ、一滴も残さずに飲み干したいんだもん…っ」
口元に一筋の白い液を伝わせながら
小首を傾げてそんな風にのたまう恋人に、俺は完全に脱帽するしかなかった。
「……全く、純一には敵わないな…」
「ふふっ、えへへっ……!りひとさん、びっくりした?」
「すっごくびっくりしたよ。……ほら、顔にいっぱいついちゃってるよ。拭いてあげるから口開けて?」
俺はテーブルのティッシュを取り、優しく純一の口周りを拭ってあげた後
そのぷるんとした唇にそっと触れるだけの優しいキスをした。
「ありがと、純一。本当に、すごく気持ちよかったよ」
「んへへ、よかったぁ!りひとさん、癒された?」
「うん、すごく癒されたよ」
俺が両腕を広げて合図すると
純一は待ってましたと言わんばかりの笑顔で、俺の胸の中へと嬉しそうに飛びついてきた。
そのままの勢いで彼をソファの上に押し倒し
今度は深くて熱い、お互いの唾液を混ぜ合わせるような本格的な唇を重ねていく。
「んっ…♡りひとしゃん……っ」
「可愛い……純一…ずっと、このままこうしていたいな……」
「ぼくも……。最近、ずっとりひとさん忙しそうにしてるから……本当は、少し寂しいんだ……っ」
純一はポツリと本音を漏らす。
彼なりに俺の仕事の重圧を気遣って「少し」と言っているのだろうが
本当のところは、きっと「ものすごく」寂しかったに違いないのだ。
「……っ、本当にごめんね。俺のせいで、寂しい思いをさせちゃってたね」
「ううん……いいの。りひとさんが帰ってくるまでに、美味しいご飯作って待ってたりするとねっ……心も体もあったかくなれるから、だから寂しくないよ」
「……俺のために、そんな風に色々頑張ってくれてたんだね」
「えへへ、りひとさんのこと、ちゃんと支えられるカッコいい男になりたいからねっ!」
自分自身がハンディキャップを抱え、周りに支えられているからこそ
彼は誰よりも「支える側」になりたいと願う。
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