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ここには沢山の美しい花があるけれど、彼女の笑顔に勝るものはない。
そして、その笑顔が今は俺に向けられているということが信じられなくて、ずっと夢を見ているみたいなんだ。
「太一くん、ここって写真撮っていいのかなぁ!?」
携帯を握りしめ、キラキラと目を輝かせながら俺の腕を掴んで尋ねる姿に心臓は高鳴る。
この瞬間を噛みしめるのに必死で浮かれているのはきっと俺の方だ。
「うん、撮影しても大丈夫だよ」
「そっか!じゃあ遠慮なく撮っちゃおー」
「じゃあ俺が撮るよ。一花ちゃんはそこに立って」
ただ作品の写真を撮るだけではなく、彼女も写った方が思い出になると思って言ったことだったけど、一花ちゃんは俺のその言葉を聞いてジーと視線を向けてきた。
俺は何か間違ったことでも言ってしまっただろうか。
見つめる一花ちゃんの目からは、少しの不満が見て取れてたじろいだときだった。
「何言ってるのよ」********
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