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【主視点】
数日たった。
ご飯は運ばれるしお風呂は入れるしこれまでの身体の扱いからすれば最高。ここは神か。
でも欠点だってある。例えば…
「なんで男女関係なくお風呂に入ってるんですか?!」
「うっせぇ、土井半助!!男女関係ないやろがい!!!!」
「私は気にしませんよ〜?」
「?ダメなのでありますか??」
『いいの!純はうち唯一の純粋だからいいの!』
「危機感を持ってくださいよ!」
『処女の無い女を取って食うやつとかイカれてるから平気!なんなら僕は9歳で終わったよ!んなもん抱えるなら捨てちまえ!』
「卒業済みなので平気ですよ。因みに私はヤられるよりヤリたいです!」
「俺は童帝やけどこんな変態共を襲うなんてありえん!俺は30になるまで守りきって魔法使いになるんや!」
「何の話をしてるのでありますかぁ?」
「「『これまでもこれからも絶対純には関係ない話!!!』」」
あの後外にも聞こえてたらしく…保健委員長さん?とか先生さん達にクッソ叱られました。いや僕らワルクナイモン。
それに夜の寝る時は…
『ごめん、布団で寝れない。』
「俺は布団で寝れるで。でも寝巻きじゃなくて戦闘服の方がええな」
「私は掛け布団だけ貰います」
「自分は気配がうるさくて寝れないのであります。床下に深い穴掘ればまぁ…狸寝入りくらいは…」
そう、303以外の身体は元実験体。
実験体にとって布団やベットは
・薬物投与用の棺桶
・体を調べて人を 壊す棺
・部屋にあったら 人体改造の死の合図
噂で、ベットに居ると死ぬ。 自分が自分では無くなる
などと散々な印象があって寝る時は
部屋の隅で 邪魔と思われたら蹴られたり、 飯や水抜きがざらにあった。
だから身体には反射的に苦手意識がある
「よし、みんなで起きてっか。」
「ありがとうございます!」
「よっしゃ!なのであります」
『まぁ…身体は1度神になってるから大抵の睡眠とか食事はなしでも行けるか。』
それからは夜になるとよく手遊びしてる。
そして食事の時…
「…すまん俺これ以上は食えねぇわ…特に人参がな。鎌にパス」
「私は猫だし猫舌なのでこの熱々の食べ物を主様にパス。」
『僕は少食だから無理。純にパス』
「気合で行くであります!!」
「「『さす純!!』」」
「いや、毒がないのは分かってるんですよ…でも、でも…( இωஇ )ウゥ」
『分かる!分かるよ鎌!!いくら毒が盛られてなくてもこれまで毒や薬なんてざらに盛られてたら食欲が失せるよね!分かる!!僕なんて1週間に1回食えるかどうかの日もあったから胃が小ちゃくなっちったよもう!』
「元であっても軍人たるもの、贅沢なしで言うことを聞くだけの駒であり、人形だった生活のせいで…どうしてもその反動が…… 」
『いいんだ鎌!それは身体の1種の反抗期なんだから甘んじで受ければいいんだ!』
「うっ…この1食の為だけに存在が消えた生物や植物の為にも残すなんて非道な真似は出来ないのであります…」
『重いよ!色々ともう重い!』
「…色々と死にそう」
『死ぬ?!吐け!何変なもん食ったか!?早く情報もブツも吐けぃ!!!』
「先輩死なないで欲しいのでありますよォ!!!」
「背中をくっそ叩けば吐けますかね??」
「『それはダメ!!!』」
「と、とりあえず厠に連れてかないとダメでありますな…」
「ここ食堂ですからね…」
『早くレッツラゴーで連れてくよ!!!』
「「ゴーゴー!!」」
とまぁこんな感じで食事もそんなにまともに食べれないデス。いや身体のこれまでが悪いし。しかも、303は結局体調が悪かったみたいで僕ら全員寝てないことがバレたけど逃げ切ったよぉ…いや、逃げても僕らはワルクナイヨ。
とまぁ…こんな感じで欠点があってそれを見た1、2年はこの人たちいい人そう!。3、4年は…あれ?今回の天女怖くなくない?。5、6年はまだ警戒中…って感じっぽいね。いや、ここまで分かる仲間が怖い。
で、ココ最近でアレの影響で生徒たちに警戒されなくなった出来事があって…それが丁度僕ら全員で7徹から数える気力がなくて数えなかった頃…
「フハハハ!今日こそは勉強せい!クソ主!!!」
『フッ…僕に勝てるとでも?』
「イキんなバカ主」
「はーい♡純は作法のお時間で〜す」
「嫌でありますぅぅぅぅうう!!!」
「フッ…今まで通り勉強プリントをビリビリに破くだけじゃ終わらんでクソ主! 」
『なぬ?!ヤツめ…一体どんな策を…』
「問題!台形の面積の求め方は!」
『上底+下底×高さ、に決まってる!』
「アホぉぉぉおおおお!!÷2をしろと何回教えたと思っとんねん!」
『僕が覚えてないから実質教えてもらってないのだよ!フッ…残念だったな!!』
「あぁ残念だ!お前のそのアタマがクッソ残念だ!!お前それ何年の勉強だと思っとんねん!!」
『小学生だが何か問題でも?』
「大問題だ!何処からんな自信が来んだよ!! 」
『社会に出ても使わないものを勉強してなんの得がある?何も無いだろ!?勉強はクソだ!数学なんてXが反復横跳びしてやがる!ムカつくだろあんなヤツ! 』
「分かるけど覚えてもらわんと困んのはお前や!勉強せい!イダダダダダダ…胃痛が…」
『どしたん?話聞こか? 』
「お前のせいじゃい!」
「いいですか?純。人間同士の無意味で悲しい倫理的で常識的かつお上品な殺し合いという作法を教えます。歴史は繰り返されるのでこれは我々のチームの大半が野生の獣のような戦い方をしてしまう事を改善する為にやります。分かりましたか? 」
「了解であります…」
「それではまず、我々の精神がいた現代社会において知らない奴などほとんど居ない。手榴弾を投げてみましょう!さて、ピンを抜いて投げてください!」
「ほい!」
「…いいですか?純、手榴弾というものはピンを抜いたらパイナップルの方を投げるのですよ。ピンを投げたって別の意味でしかびっくりしませんよ。敵が!!」
「いやぁ…不発でよかったのでありますなぁ!」
「なんでうちの子はこんなアホに…」
「…教育の成果?」
「そんなこと言ったら変な方向に成果を発揮してますね!」
「うわぁ…お母ちゃんが変な方向に吹っ切れたのであります!先輩兼父ちゃんor主殿ヘルプ!!」
「3徹して書き上げた勉強プリントをまた破りやがって!身をもってプリントの思いを知れ!!!死ねクソ主!!!」
『フハハハ!どうしたのかな?得意分野は武器の癖に生身で僕に勝とうとでも?』
「あぁ…あのふたりが今にも大喧嘩と書いて大〇闘スマッシュブラザーズをする雰囲気に…鎌さん止めて!」
「元限界人類の私が倫理的で常識的かつお上品な殺し合いをその身に叩き込んで差し上げますよ!純!!!!」
「ぴぇぇぇぇええええ!!!ツッコミ係が壊れたらもうストッパーがないのでありますよぉぉお!!!!」
これまでの天女は魅了とかしようとしたらしいけどこんなことを真昼間の現代で言う校庭で7徹越えの人がやってると学園の奴ら全員が、あ、この人達悪くない人だな。と分かったらしい。
いや身体は犯罪者なのに悪くない人って何??そして何故純と鎌がそれを理解できる???マジで新人組怖すぎでしょ…