「じゃあ……私たちはお互いに勘違いしてたってこと?」
とりあえず落ち着いて昼食を取ろうと喫茶店に入った私たちは、窓際の席に座り、初めに運ばれてきたお冷に口をつけた。
「そうみたいだね。私はずっと美和子は太一くんのことが好きだと思ってたよ」
「なんでそうなるのよ……」
頭を抱える美和子がはぁと大きなため息を吐く。
「だって~」と言いつつテーブルに突っ伏して思い浮かべるのは、田中くんに連れられて目撃した2人の姿。
「……太一くんと仲良さげにランチしてるとこ、見ちゃったし」
「ランチ?」
あの時見た2人の姿があまりにもお似合いで、もしかしたら2人は付き合っているんじゃないかって、思ったんだっけ。
そのシーンを思い出すのに引きずられるみたいに、デートしたあの日に見た、見知らぬ女性に優しく笑いかける太一くんの姿を思い出してしまって、ズンと気分が落ち込んだ。
「私が中条くんとランチ*************
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