〚 R 〛 距離と不安

🍼くん、誕生日おめでとう。🎉

思いつきなので、短いし内容飛躍してるかも。🙇🏼‍♂️

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side 🍼

佐 ) ごめんね、ショウタ…。 ( 頭撫

そう言って優しく頭を撫でる俺の恋人は、どうしても日程が変更できないという仕事に朝から向かおうとしている。

今日は、俺の誕生日なのに。

渡 ) …..今日しかないっつーなら、仕方ねぇじゃん。

俺だって大人だ。

落ち込んでる姿を見せないよう、なるべく平然と答える。

佐 ) うん…。ほんとごめん。できるだけ早めに帰ってくるから、！

渡 ) うん、わかった。

佐 ) じゃあ、行ってくるね。 ( ﾁｭｯ

渡 ) んっ…ん。 ( 照

突然のキスも、一瞬で。

口寂しいけど、これ以上サクマが仕事に向かう時間を押させるわけにはいかない。

渡 ) 気をつけて。いってらっしゃい。

佐 ) いってきます！待っててね！！ ( 扉閉

渡 ) あっ…！さく、まっ…。 ( 手伸

どれだけ伸ばしても、遮断された扉の向こうにはもうサクマはいない。

行かないで。なんて思ってしまう俺の気持ちは届かない。

静かすぎるこの空間にたたずまい、ゆっくりと腕を下ろした。

サクマが仕事から帰ってくるまでの間、色んな人からのお祝いメールにひたすら返信を打ちながら、合間合間に時計を確認する。

渡 ) …..サクマ、まだ終わんねぇのかな。

もう21時をとっくに回っている。

早く帰ってくんじゃなかったのかよ…..。

そんな虚しい気持ちでスマホの画面を見るが、やはり連絡はなく。

渡 ) ………もう、無理。 ( ｸﾞｽｯ

限界を迎えた俺は、ヒカルに電話をかけ、近くの公園に呼び出した。

side 🐱

佐 ) 今日はありがとうございました！お疲れ様です！お先に失礼します…！！ ( ﾍﾟｺｯ

挨拶しながら、足早にスタジオを出る。

思ったよりも帰りが遅くなってしまった。

🐱『ごめん！いま終わった、！ダッシュで向かってる！！』

爆速でLINEを送り、 外に出た瞬間、猛ダッシュでショウタが待つ俺の家に向かう。

走るのは得意じゃないけど、無駄にありあまった体力とショウタに早く会わなきゃという思いが原動力となり、俺の足を動かす。

佐 ) ショウタ…ショウタっ、！！ ( 走

今までにないくらいの全速力で、暗い帰り道を走り抜けた。

苦しいほどに息切れしつつ、焦って手先が狂いながらも鍵を開ける。

佐 ) ショウタ！！ただいま！！！ ( 大声

勢いよく中に入るも、家は静まり返っていて、ショウタからの返答がない。

もっと言えば、ショウタの気配すらしない。

佐 ) はっ、くっ…ぁ、え…..？ショウタ、？？

家中探し回るが、どこにもいない。

もしかして…俺の帰りが遅かったせいで、怒って家出した……？

嫌な胸騒ぎがして、一気に不安になる。

佐 ) とっ、とりあえずショウタに電話…っ！

電話をかけるがなかなか繋がらず、あげくには焦る気持ちを煽るように機械音が流れる。

佐 ) なんで繋がんないの…。？ ( 焦

ショウタとのLINE画面を開いても、さっきの俺の連絡にも既読すらついていない。

誰か、なにか知らないか…？

…..メンバーといるとか、？

手当り次第に声かけるしかないか。と、ひとまずヒカルにLINEを送るとすぐに既読がつき、返信がきた。

🍫『今から電話かけるけど、ミュートにして。』

なんでミュートなんだ…。？と思ってたら、続けて送られてきた。

🍫『今、ショウタと一緒にいる。ショウタがお前のこと話してるから、ミュートにして聞いとけ。』

よくはわからないが、ショウタがヒカルと一緒にいるということに、まずは安心する。

そして、画面がヒカルからの着信に切り替わり、一度ゴクリとつばを飲んで、電話に出る。

指示通りミュートにして耳を澄ますと、電話の向こうで、おそらく泣いてるであろうショウタの声が聞こえた。

渡 ) …..なんか最近、あいつと距離感じて嫌なんだよ。 ( 泣声

え…..距離、？

岩 ) 距離？

渡 ) そう…。前からさ、アベちゃんにひっついてたのはなんとか我慢できてたの。仲いいし、アベちゃんは優しいから仕方ないかって…。

岩 ) うん。

渡 ) でも最近はダテさんとの距離が近いっていうか…..よく話してたりすんじゃん。？

岩 ) サクマは基本誰とでも距離近い気がするけど？

渡 ) そーだけど、！でも、俺には構ってくれない…..そばにいてくれないんだよ…。 ( 泣

…..全然気づけなかった。

俺、こんなにショウタのこと傷つけてたんだ。

自分が情けなくて悔しい。

渡 ) 今日だって、抜けれない仕事だから。って…朝から家出てっちゃって…。今日、誕生日なのに…。 ( 震声

岩 ) …..そーだな。 ( 背中 摩

渡 ) もう俺、ほんとに愛されてんのか、わかんねぇよ…..。

佐 ) っ、…..！！！ ( 胸抑

その言葉がトドメとなり、胸がぎゅっと締めつけられる。

🐱『今からそっち向かう。どこにいるか教えて。』

急いでヒカルにLINEを送り、家を飛び出した。

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やっぱり飛躍してる気がする。笑

内容は、あんま深く気にしないでください。笑🙇🏼‍♂️