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筆者は野鳥のことを生物学的陽キャと定義している。


筆者は生物学的陽キャのことを生物としての最適解を取り続ける生物の総称と定義している。


陽キャは群れ、迅速にコミュニケーションを取り外的を速やかに排除あるいは狩り、しっかりと子孫を残す。


それができない生物、あるいはやらない生物が結果的に生物学的陰キャになる。


筆者は完全なる陰キャではないがどちらかと言えば生物学的陰キャに俗する人間である。


筆者はすごく集団生活を苦に感じるタイプだった。一人の方が落ち着くし安心する。


生物学的陰キャである筆者にとって他人とは

自分を脅かすかもしれない存在なのだ。


臆病なシマウマみたいな生物なのだ、筆者は。


筆者のことはどうでもいい。


野鳥だ。


今日はいつもの運動公園にてカルガモとマガモ、及びドバトの観察を行った。


運動公園の良いところは気軽に自然と触れ合えるところだ。


都会の運動公園と違い茂みでウコチャヌプコロしてるカップルと遭遇する確率が低いのも

観察に持ってこいだ。


マガモ達は筆者が近づくと餌がもらえると思ったのかゆらゆら近づいてきた。


残念ながら筆者は食パンという名のスパチャは生物学的陽キャにはやらない主義だった。


昔生物学的陽キャであるとあるVtuber 達にスパチャをして幻滅した苦い思い出があるからだ。


筆者は友達がいる奴等は全員生物学的陽キャと見なしている。


ぼっちちゃんも友達いるから生物学的陽キャ。


れてんじゃだむとかいうホンモノ達の無断転載動画でお金稼いでるなぜかまだ法で許されてるだけのYoutuber達も筆者的には 生物学的陽キャだ。


彼らがちゃんと税金を払ってるのか筆者おかあさんは心配である。


筆者はニートなので現在は親の脛をかじらせてもらってる。


ブラック企業の社畜だったころの税金って

死ぬほど鬱だったよなぁと嫌なことを思い出した。


れてんじゃだむのことはどうでもいい。


野鳥だ。鴨達の記録をとらねば。


今日面白い発見をした。


生物学的陽キャである鴨達の中に一匹で

鳴き続ける鴨がいたのだ。


後天的陰キャの鴨はピーピーというホイッスルのような音を出し筆者に近づこうとした。


しかし生物学的陽キャの群れ達が近づくと

いそいそと泳いで離れていった。


学生時代の自分を見てるようで胸がきゅって

なった。


野鳥の中にも私のような生物学的陰キャがいるのかもしれない。


鴨達を観察してると鴨達1羽1羽性格が違うのが分かる。


筆者が食パンくれないと分かるとスーッと泳いで去っていく鴨達。


まだいけるかもと近くをゆらゆら泳ぐ鴨達。


なんと池からあがり私に近づいてくる光の陽キャの鴨がいた。


この鴨は筆者には眩しすぎた。


人間だったらアイドルかVtuber になってるタイプの鴨だった。


そして鴨を観察しているとある疑問が浮かんだ。


鴨ってあんま水中に潜らないよな、何でだろ?と。


この疑問に筆者はある仮説を立てた。


鴨の体は浮き輪のように水に浮きやすい体をしていて水面をスイスイ泳ぐのは得意だが潜るのは苦手なんじゃないか?


何かしらの実験がしたかったが筆者は文系なので鴨の体が水に浮きやすいのかどうかをどう実験すればいいのか分からなかった。


仮説を実証できないのが文系の歯がゆいところである。


筆者はしばらく鴨達を観察した後、運動公園の池を去った。


帰り道、電柱の三本の電線に雀の群れを発見した。


比較的小規模な群れだった。


一番上の電線に1羽。その下の電線に2羽。

一番下の電線2羽いた。


雀は見た目は可愛いし声も可愛いが穀物を食べるなどして農作物に被害を与えるため侮り難い。


筆者の町には結構な雀がいる。


農作物への影響が心配である。


野生動物と人が共存する世界というのは簡単なようでいて難しい。


一見すると平和のように見える世界にも激しい生存競争があるのだ。


帰り道、茂みの中で20羽以上の雀がピーピー鳴き素早く情報交換していた。


野鳥の鳴き声の意味が分かるようになったらきっとうるさいだろうな。


なるべく足音を立てずに雀達に近づくと雀達はしん…..としずかになった。


教室で騒いでいた生物学的陽キャ達が厳しい体育教師が来た瞬間大人しくなる現象にちょっと似てた。


Yukopiさんならこの現象からなんかものすごい良いボカロ曲作るんだろうなぁと思いながら筆者は家に帰った。


その日は豚の角煮とトマトとスプラウトのドレッシング和えを作って食べた。


生きていれば続きは明日書こう。


(最後まで読んでくださりありがとうございました。)

野鳥とかいう生物学的陽キャに関する観察及び考察

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