今日はちょっとイライラしている。
バレンタインかなんか知らないが、
女子がたくさん俺の周りに集まってきて
チョコをたくさん渡してくる
こんなにどうやって食べるんだよ
どうやって持って帰りゃあいんだよ
はあ
美樹と話も全然できてねえし。
まあ俺が休み時間ずっとこうやって女子に囲まれてるから話しかけられないんだろう
美樹からのバレンタインはもらえるのだろうか。
あいつのことだから拗ねて、もうあげないだなんて言われないだろうか…
色々考えたらもう今日は授業が終わった
あーやっと部活だ
牛島さんはバレンタインどんな感じだろうか
当たり前だけど俺より多くもらって大変なんじゃないだろうか
あいつからのチョコ…もらいたかった…
はぁと溜息をつきながら部室に向かう。
そしたら後ろから誰か、走ってくる音と
大きな
『白布く〜ん!!!』
あいつが俺を呼ぶ声。
振り向くと美樹が走ってきたようだ。
白布「息切れすぎだろばーか」
俺を探しに来てくれたのだろうか。
ゼェゼェと息を切らしながら俺に
『はい!ハッピーバレンタイン』
と満面の笑みで言った。
ああよかった、
お前からのがほしかったんだ。
自然とえみがこぼれる。
白布「ありがとな」
そう言うと美樹は
『どういたしまして!』
とまた笑った。
『白布くんが笑ってくれた~!
走ったかいがあったよ〜よかったよかった』
なんて冬なのに
フー暑い暑いとマフラーを脱ぎながら言う美樹は
顔が火照っていて。
可愛い。
まあ今日くらいは頭ぐらい撫でてやるか…
白布「美樹、ありがとう」
俺は美樹の頭を撫でて言った。
『~~ッッ///』
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やば この2人尊い