はぁはぁ
息が荒くなる。そりゃそうだ、両親が血達磨になっているのだから。
「次行こ?」
さとるくんが手を握り言う。頭がどうにかなりそうだ。私は、力無き足で夕方の商店街に向かい着いた。
香る生臭さ、感じる温かさ。瞬きをした後直ぐに手元には、さっきまで無かったきゅうりがあった。
「はい。どうぞ。」
どうやら、さとるくんがしたみたいだ。体が体じゃないみたいに重い。だるい。だか、気持ちは軽い。近くから、赤い見た目の言葉が聞こえて来た。怖くて公園に逃げた。
公園に行き、水道できゅうりを洗い食べた。お腹が満たされた。視界が霞かかる。
「あ、りが、と」
そうつぶやき、眠りについた。
次のニュースです。
都内の公園で小学生ぐらいの女の子の遺体が見つかりました。発見した時、公衆電話の横で倒れていたらしいです。
その女の子は、死んだとされる日に両親を殺したり商店街のきゅうりを万引きしたとされます。
近所の人達によると
呪われたような感じで、全身赤くフラフラだったそうです。女の子は虐待を受けて精神的におかしくなったとのことです。
それでは、次のニュースです。
私の神様ー完ー
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