赤坂邸_
悠『ズズ…🍵』
さっき僕が任務から帰ってきたところが、冨岡さんとしのぶさんが任務に行くところだった。
那田蜘蛛山,というところで、送り込んだ多数の剣士が行方不明になっているらしい。御館様が、十二鬼月の鬼がいると判断し、柱を送り込んだ。
…面倒なことが起きなければいいが。
悠『あーこう言うの考えると起きるんだよな…』
鴉『バサバサ…』
悠『…鴉…どうした?』
鴉『御館様カラ伝言!柱合会議ガ翌朝行ワレル-!!!!』
悠『…分かった。』
柱合会議…きっと会議内容は隊士についてだ。
命令を聞かなかったりする態度の悪い隊士が増えている。
その事について他の柱や、階級の高い剣士から
報告を幾つか受けている。
悠『それにしても…急にだな…』
ま、事情があるんだろう。
ーー鬼殺隊本部 産屋敷邸
悠『みなさん、久しぶりです』
胡『お久しぶりですニコッ』
宇『あ、赤坂じゃねーか!相変わらず地味な面だなぁ!』
と、宇髄さんが背中をぶっ叩く。この人、本当に何考えてるんだろう。
悠『う゛…重…』
宇『お前、超ド派手な見た目してんだから~~~』
悠『宇髄さんには敵わないですよ…ハハ…』
悠『…で、この隊士は?』
胡『この子は癸の竈門炭治郎くんです。』
悠『なにか…あったんです?』
胡『はい…鬼殺隊で在りながら鬼を連れていたんです。』
悠『…え???鬼??……キモ…』
胡『その事を…冨岡さんは知っていて、見逃していたそうですよ~』
悠『うわぁもう…この子も冨岡さんも惨殺しちゃいましょ…』
胡『まぁまぁ、そんな事言わずに。』
密『そうよ、悠くん!』
悠『あ、蜜璃さん…どうも。』
『なにか知っているんですか?』
密『そういう訳じゃないんだけどね!御館様はこの事を把握しているんじゃないかな…?って…』
悠『…そう、ですね。ニコッ』
ザザザザザザザ…
隠『起きろ…起きるんだ…起き…オイ』
『オイコラ やいてめぇ…やい!!』
『いつまで寝てんださっさと起きねぇか!!!』
『柱の前だぞ!!』
炭『ハッ…!』
……はぁ…隊律違反を起こすなんて…迷惑極まりない…今すぐ惨殺してやりたい…。
胡『ここは鬼殺隊の本部です。あなたは今から裁判を受けるのですよ。竈門炭治郎くん。』
胡蝶さんも慈悲深いなぁ…こんな問題児に、まだ生きる道を作ってくれるなんて。
悲『殺してやろう』
煉『うむ』
宇『そうだな 派手にな』
悠『こんな人居ても問題起こすだけです。』
煉『その通りだ!』
『______!!!』
『___。』
『ッ!!___!!!』
冨『やめろ!もうすぐ御館様がいらっしゃるぞ!』
(冨岡さん…こんなに声を荒らげる事もできるんだ……)
『御館様のお成りです』
『『『!!』』』