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「 ほらこれ！可愛いだろ？」
スマートフォンの画面を見ると、薄い茶色のふわふわ、もふもふした毛並みの本当にすっごく可愛いポメラニアンが写っていた。
私はつい東雲君のケータイの画面を食い入るように見てしまった。
「 な、な、何この子！！やばい……すっごく可愛い！！」
「だろ？」
「名前なんていうの？」
「ポポ、俺が小学生の時に、単純にポメラニアンっていう犬種の名前から付けたんだ」
「そうなんだ！ポポちゃんかぁ……ポポちゃんと私が似てるの？」
「そう、ムッとした時の表情とかさ、可愛くてそれで……あ、いや……うん……。ああー、あのさ！ス、スマホ出してるついでに連絡先聞いてもいい？今度は、前みたいな事ないように……今、登録するから」
東雲君はまた顔を真っ赤にさせながらそう言った。
どうしよ……ポポちゃんに似てるとか、喜んでいいのかわからないけど、ちょっと嬉しい……。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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