テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
放課後
「すばるー、今日は先帰っといて。俺委員会だから。」
「別に何時間でも待つけど。」
「いや、ふつうに申し訳ない!それに今日のやつ長引くらしいから。」
「そっか、そんなに言うなら今日は帰るわ。」
「おう!じゃあまた明日。」
「また明日。」
なんで図書委員会を選んでしまったのだろう…。委員会がなかったら、今頃はスバルといっしょに帰って遊んでいたはずなのに…。まぁ、クヨクヨしてても何も始まらないし終わらない!とりあえず図書室行くか。
図書館にて
ここの図書室ってほんとでかいよな…。別に本は嫌いじゃないしむしろ好きだ。だからこういう図書室とかも嫌いじゃない。だけど!図書委員会は別だ!カウンターにじっと座って本の借り出し、返却を永遠とやるのはつまらない!しかも今日は新しい本が山程届いたから、それを運ぶとかいう重労働もある。本って重いんだよな…。
そんな事を考えていると、前から来た人とぶつかってしまった。
「ごめんなさい!ケガないですか?前あんまり見てなくて…」
あれ?この人何処かで見たことある…。
「全然だいじょぶ!ていうかあんた、木下りく君?よな?」
「そうだけど、なんで名前知ってん…あ!思い出した!高橋くんだ!」
「同じ図書委員会やで!あと、呼び方高橋でえぇから」
「じゃあ俺のことも木下って呼んでー」
「おう!ほな、昇降口近くにある新しい本持ってこよ。」
昇降口にて
「重っ!やっぱ重労働だ…。」
「まぁ、こんくらいならまだいけるわ。」
「高橋すご!俺もう腕ちぎれそう…。」
「頑張れー木下くーん笑」
はぁ、めっちゃ辛い…。図書室4階なの絶対設計ミスだろ…。まじでもう限界……
「うわぁぁっ!」
「大丈夫か木下!」
階段から落ちるとか我ながらアホすぎ…。
「いったぁぁい」
「大丈夫か?どこ打ったん?」
「頭…。」
「それあかんやつなんとちゃう?保健室いこ!」
「いや、だいじょう…」
「いや、なんかあったら心配や!俺が責任を持ってお前を運ぶ!」
「待って待って本はどうすんの?」
「ほかの図書委員に任せる!」
ほんとに、俺を運ぶのか…コイツ。
「え、ちょっと待て、お姫様抱っこは恥ずい、おーろーせー!」
だめだ、びくともしない、と言うか聞いてない?
保健室にて
「先生ー!木下が階段から落ちて頭打ったらしい!だいじょぶかな?これ」
「ちょっと見せて……今痛みはどう?」
「もうほぼないです。」
「出血もしてないし特に異常も見受けられません!痛みが残るようなら氷あげるけど、いる?木下くん?」
「もう大丈夫です。」
「ほんまごめんな?俺が無理させたからや…」
「全然大丈夫だって!俺が弱いのがいけないんだ!」
「ほんまにだいじょぶか?」
「ほんまほんま!」
「ならよかったわ。」
帰り路にて
「今日はほんますまんかった!このおわびはまた後日!」
「もう大丈夫だから!ほんとに!」
「いやー、図書委員会とかダルい仕事する羽目になった挙句俺のせいで怪我するとか可哀想すぎるわ。」
「ほんとそれな!本は結構好きなんだけどな…。」
「俺もや!なんか好きな本とかあるん?」
「最近はちょっとマイナーだけど、神を殺して2000年ってやつを見てる!」
「俺もそれ見てる!主人公の芯が通ってるところが漢って感じでかっこええんよなー」
「分かる!あんまこれ知ってるやついなかったから嬉しいわ!」
「ほんまそれ!趣味が合う奴がいてよかったわー!俺ここで曲がるから、またなー!」
「またなー高橋!」
同じ趣味の奴がこんなところにいるとは。高橋とは気が合いそうで嬉しい!
コメント
1件
え〜!第3話読んできたよ〜🎀 今回も尊すぎてコメント爆発しそう!! りくくんと高橋くん、まさかの図書委員同じでしかも趣味の本まで一緒とか運命すぎん!?😭💕 お姫様抱っこシーンはマジで胸キュン不可避だった…!「俺が責任を持ってお前を運ぶ!」って男前すぎかよ〜!笑 でもりくくんが恥ずかしがってるギャップも可愛い!! これから高橋くんとどう仲深まっていくのか楽しみすぎるよ〜♡ 次の話も待ってるね!!
レイ
80
#創作BL
灯依
429
228