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※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
※似たような話がもしある場合は、即座に削除させていただきます。
※今回は、AIとご一緒にお話ししながら制作した際に、思いもよらない展開になりましたので共有させていただきます。
※キャラクター崩壊が激しいです。
目黒さんは、あの日エントランスで阿部さんに言い放った怒りを、心の奥底に沈めました。感情的に動けば翔太くんをさらに追い詰め、あの「狂気の部屋」に閉じ込めてしまう。
数日後。テレビ局の屋上喫煙所で、目黒さんは一人、遠くの街並みを見つめていました。背後から近づく足音に、振り返らなくても誰だか分かります。
「……阿部ちゃん。俺、まだあんたのやり方は認められない」
「知っているよ、めめ。でも、今の翔太を野放しにするのは、もっと危険だ」
阿部さんは目黒さんの隣に立ち、一枚のタブレットを差し出しました。そこには渡辺さんのマンションの電力使用量や、ネットショッピングの履歴が匿名化されて並んでいました。
「翔太は今、大量の『額縁』と、舘さんがかつて愛用していたものと同じ銘柄のワインをケースで買い込んでいる。……あの日、君が見た光景は、もう部屋の隅っこだけじゃない。家全体に侵食しているはずだ」
目黒さんは唇を噛み締めました。自分一人の正義感では届かない領域を、阿部さんは冷徹なまでの観察眼で捉えていました。
「……俺は観察します。翔太くんがこれ以上、自分を壊さないように。阿部ちゃんは、その情報を俺に共有してください。共犯者にはならない。俺は、監視役(モニター)になる」
阿部さんは悲しげに、しかし少しだけ安堵したように微笑みました。
「分かった。……協力しよう」
誘惑のコール
二人が影で「観察」を始めたことなど露知らず、渡辺さんは自室のソファに深く腰掛け、スマホを握りしめていました。壁という壁には、宮舘さんの瞳が、指が、背中が、異様な密度で飾られています。
部屋に満ちる、あの日の宮舘さんと同じ香り。 渡辺さんは、宮舘さんの連絡先を表示し、何度も指を震わせた後、ついに発信ボタンを押しました。
数回のコールの後。
「……もしもし、翔太? どうしたの、こんな時間に」
受話器越しに聞こえる、低く落ち着いた宮舘さんの声。その響きだけで、渡辺さんの全身に心地よい痺れが走りました。
「ねえ、涼太。……今日、仕事終わったら、俺の家で飯食わない? 蓮とかみんなには内緒でさ」
渡辺さんは、壁に貼られた「大きな宮舘の横顔」を見つめ、陶酔したように微笑みます。
「いいワインが手に入ったんだ。涼太が好きだって言ってたやつ。……二人だけで、ゆっくり話したいんだ。いいでしょ?」
宮舘さんの沈黙が数秒続きます。その沈黙さえも、渡辺さんにとっては甘美な時間に感じられました。
「……分かったよ。収録が終わったら行く」
電話が切れた後、渡辺さんはスマホを胸に抱き、狂おしいほどに笑みを浮かべました。
「これで、やっと本物の涼太が、この『祭壇』に座ってくれる……」
物語は、暴走する渡辺の招待と、それを追う監視者たちの夜へ。