若井 side …
元貴の肩が震える。俺は優しく元貴の背中を摩る。すると元貴は安心したのか、俺の腕に抱きつきポロポロと泣き始めた。
「んッ…若井、泣」
「大丈夫、元貴には俺がいるよ」
ずびっと元貴が鼻をすする。
元貴は夜、こうやってよく俺を家に招く。夜になると孤独を一層強く感じてしまうらしい。だから傍に誰かがいて欲しく、俺を呼ぶんだとか。元貴は「夜が怖くて孤独を感じる」とか「寝れない感覚が孤独と似ている」とか言うけれど、俺は元貴が孤独を感じる”本当の理由”を知ってるよ。
それは”性的欲求”だ。
元貴は自慰行為をしたことがないらしい。元貴は純粋で何も知らないんだ。元貴と話していると、まだそっち系の言葉を何も知らない小学生と話しているような気分になる。俺はその純粋で綺麗な心を使って元貴に溶け込む悪魔なのだ。
そもそもこれは、俺が元貴に「元貴が孤独を感じる本当の理由」を教えてあげればいいだけの話。だけど、教えてしまったらこの時間、元貴との2人きりの時間は消えてしまう。だから俺は永遠に元貴をこの”孤独という名の欲求”から解放してあげない。このまま俺と「セフレ」という残酷な関係でいて欲しい。
「元貴…」
俺が熱っぽく名前を呼ぶと、元貴は嬉しそうに少しだけ目を輝かせる。元貴があまりにも綺麗に泣くのが悪いんだ。俺の中で何かが壊れていく。
いっその事、このまま君を堕としてしまいたいよ。
俺は矢印型の悪魔の尻尾を元貴の腰に巻き付かせるように腕を回し、元貴との距離を近づける。
「若井…?/泣」
俺は元貴の頬に触れ、1粒の大きな雫を拭う。そして、すぐに元貴の口を塞ぐように口付けをする。
「ぅんっ…/はふッ、//」
部屋にはピチャッという水音と2人の荒い吐息が響く。
「んッ、わかッ/わかいッ//」
元貴が俺の名前を呼ぶ。それだけで俺の下半身は徐々に熱を持ち始める。
「はあっ…/元貴ッ…」
「んっ、♡ぅあッ、ふっ//」
元貴は最初、Dキスのやり方も知らなかった。だから俺がやり方を教えてあげたんだ。初めてDキスをした時の元貴は、息継ぎの仕方がわからず、すぐに俺の肩を叩いて「限界」と伝えてきた。だが今は全く違う。俺の舌と絡めるように自分の舌を動かし、ちゃんと息継ぎも出来ている。俺が教え込んだものだ。これから元貴が誰とDキスをしようと、元貴は俺とのやり方しか知らないんだ。
ゆっくりと口を離すと2人の唾液が混ざり合い、糸を引く。
「わかいっ…//もっと欲しいよぉ、//」
元貴が俺の顔を優しく掴み、うるうるとした瞳で見つめてくる。元貴は俺が思う通りに動いてくれる。自然と口角が上がっていく。
「…じゃあ、ベッド行こっか」
まだかな〜まだかな〜
行為はまだかな〜 ((
次のお話で行くかな…?
作者にも分かりません😇
話変わるんですけど、
いつの間にかフォロワー様が100人を
迎えようとしております🫣🔥🔥
たしか今99人だった気がします!
本当にあっという間…!!!
皆さん、いつも
本当にありがとうございす🥺✨
ちなみに今、新しいお話を考えております!
案が2つ3つありましてね…!
頑張るので、
応援してもらえると嬉しいです🥲💕
では!また次のお話で^^
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