テラーノベル
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深い山奥の森、奥多摩の御岳山周辺は、夜の闇に静かに沈んでいた。
彩葉(あやは)、22歳のOLは、週末のストレス解消に一人でハイキングに来ていた。大学時代から山が好きで、最近はソロ登山にハマっていた。
軽めのトレッキングシューズにリュック、スマホの地図アプリを頼りに、夕暮れを過ぎても歩き続けていた。星空が綺麗に見えるはずだった。
突然、空から青白い光が降り注いだ。光のビームが彼女を包み、身体が浮き上がる。
「え、何!?」
叫ぶ間もなく、彼女は巨大な宇宙船の中に引き込まれた。
目覚めると、彩葉は冷たい金属の台に固定されていた。手足は見えない力場で拘束され、ピクリとも動けない。部屋は無機質な白い壁に囲まれ、不思議な機械が並んでいる。周囲には、灰色の肌をした長身の宇宙人たちが立っていた。巨大な黒い瞳に感情はなく、テレパシーで意思疎通しているようだった。
「標本: 地球人女性。年齢推定: 20代前半。健康状態: 良好。生殖・感情系調査を開始。」
一人の宇宙人が装置を操作すると、彩葉の服――白いTシャツとデニムのショートパンツ、アウトドアジャケット—が不可視の力で引き裂かれ始めた。彩葉はパニックになった。
「やめて! 何これ!? 脱がさないで!!」
声が震え、顔が一瞬で真っ赤になる。羞恥と恐怖が混じり、身体を必死に縮こまらせようとするが、動けない。宇宙人たちはその様子を興味深げに観察した。
「反応: 顔面紅潮。心拍数急上昇。瞳孔散大。これは……『恥ずかしさ』という感情か。生理的データとは異なる興味深い応答。」
彼らは彩葉の服を完全に剥ぎ取り、裸体を露わにした。彼女は目を固く閉じ、涙をこぼした。
「お願い……見ないで……こんなの、嫌だ……」
声は嗚咽に変わる。宇宙人たちは彼女の反応を詳細に記録し、プローブで皮膚をスキャン。羞恥のメカニズムに強く魅了された彼らは、実験をさらに進めていった。
実験1: 視覚的露出
部屋の壁が突然透明になり、外の御岳山の夜の森が見えるようになった。彩葉の裸体が仮想的に山道に投影され、まるで自分がハイキングコースの真ん中で裸で立っているように感じる。幻覚の登山客が通り過ぎ、視線を向ける。
「誰かいる! 見られてる……助けて!」
彩葉の叫びは激しく、身体が震え上がる。宇宙人たちはデータを測定。
「羞恥強度: 高。社会的視線が反応を大幅増幅。日本人女性特有の文化的抑制が顕著。」
実験2: 触覚刺激
次に、柔らかい触手状の装置が彩葉の肌に触れた。優しく撫でるように、しかし意図的に敏感な部分を避けつつ、徐々に近づく。彼女は身をよじり、「触らないで! やだ……気持ち悪い……」と叫ぶ。
宇宙人たちは触手を増やし、胸や内ももに軽く這わせ、反応を観察。
「羞恥と性的緊張の混合: アドレナリンとドーパミン同時分泌。地球人の感情回路は複雑だ。」
触手が少し大胆になると、彩葉の息が荒くなり、顔は耳まで赤く染まった。
実験3: 心理的操作
宇宙人たちはテレパシーで彩葉の記憶に侵入。学生時代の恥ずかしい思い出――文化祭での失敗や、合コンで酔って失敗したエピソード――を、裸の状態で再現させた。
幻覚の中で、大学の友人や職場の同僚の前に裸で立たされる。
「いやっ! みんな、見ないで……やめてぇ!」
精神が崩壊寸前。そんな様子を、宇宙人たちは冷静に分析していた。
「羞恥の記憶連鎖: 長期トラウマ誘発の可能性が高い。日本社会の『恥の文化』が感情増幅に寄与。」
実験は続き、鏡のような巨大スクリーンで彩葉の裸体を拡大表示し、彼女自身に強制的に見せつける。仮想の観衆を召喚し、嘲笑や囃し立ての声を響かせる。彩葉の抵抗は次第に弱まり、ただ泣きじゃくるだけになった。
「もう……限界……お願い、返して……」(続く)
コメント
1件
あおいです🌷 第1話、読ませていただきました。 SF設定ながら、彩葉の羞恥と恐怖の描写がすごく生々しくて、読んでいて胸が苦しくなりました…。特に「実験3」で過去の恥ずかしい記憶を幻覚で見せられるところ、個人の尊厳を完全に無視した宇宙人の観察眼が怖いです。でも、だからこそ「続く」のところでどうなるのか気になって仕方ない! 彩葉の感情が細かく描かれているのが、重田さんらしさだなと思いました✨
#ホラー
桜城優衣🌸
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重田💋(omoda)
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wadaken1
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