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『ここなら大丈夫か』


もし誰か来ても大丈夫なように、スマホを耳に当てて電話をしている風にした


『レプリカ、遊真の学校で近界民ネイバーってどういうこと?』


レ〈そのままだ。昨日、このガッコウにも近界民ネイバーが現れた。警戒区域の外だ、恐らく同じ国だろう〉


『そうだよね。………あれほどの数ってなるとキオンか、…アフトクラトル。ユーマ学校はどのくらいなの?』


レ〈今、計測した限りだと2匹。全てモールモッドだ〉


『随分と少ないね。じゃあなんで昨日はなんなに……』


レ〈これは推測だが、やはりトリオンが関係してると考えられる〉


『……!確かに、ボーダーの人が沢山いたしありえるかも 』


レ〈どうやらユーマのガッコウにはオサムしかボーダーがいないようだ〉


『じゃあ、修くんが全部片付けてくれたね』


レ〈………いや、オサムの実力ではモールモッドには敵わない〉


『え、そんなに弱いものなの?………まぁ、いいけど。じゃあユーマが行けばいいんじゃない?』


レ〈オサムからトリガーは使うなと言われたばかりだ。ユーマも大人しくしている〉


『モールモッドに勝てないのに………ねぇ。ちょっとユーマに繋げてよ』


レ「承知した」




空〈シュナ?〉


『やっほー、遊真大丈夫?』


空〈おれは大丈夫だ。オサムは大丈夫か分からないけどな〉


『それって結構やばいんじゃ……』


ゴォォォォ


『え……なに、今の音?』


空〈ほらみろ、ふつうにやられてんじゃん〉


レ〈オサムのトリオン体は限界が近い。トリオンを失いすぎだ〉


『そんなにトリオン少ないならどうして戦おうとしたんだろ 』

空〈……助けにいったほうがいいな〉


『遊真?ねぇ、ちょっと!?』


返事ないんだけど……


とりあえず修くんを助けにいったぽいからいいか


遊真の実力なら簡単に倒せる


遊真のトリガーは使えないだろうけど……


まぁ、米屋先輩のところへ戻ろう


私が干渉する話じゃない



*********************


米屋「お、朱南ちゃん!電話終わったかー?」


『終わりましたよ』


米屋「あ、そうそう。朱南ちゃんと連絡先交換したくてさー」


『………構わないです』


米屋「マジ!おっしゃー!」


なんでこんなに楽しそうなんだろう……


まぁ、いっか






十数分後


キーンコーンカーンコーン


米屋「やべっ、予鈴なっちまった」


『じゃあ私はこの辺で……』


米屋「随分とそっけねーなー」


『……悪気はないですよ』


米屋「ま、今日の放課後にまた教室行くから」


『えっ…!ちょっと……あのー』


米屋「ほら、早くいこーぜ!遅刻しちまう」


『…………分かりました』



もうやだこの人



*********************

in放課後


昼休みが終わってしばらくしたら遊真から連絡がきた


遊真は修くんのトリガーを使って、自分のことを隠したらしい


正直、私もその方法を使うなんて思ってなかった


驚いたね


笹森「枯月さん」


『笹森くん?どうしたの?』


笹森「先輩が呼んでて……」


『先輩?………あ”っ、米屋先輩……』


笹森「米屋先輩と仲いいんだね」


『そ、そうかな〜?……うん、笹森くん。ありがとうね』


笹森「全然大丈夫だよ」


カバンを持って席を立つ


足が重い……


すごくデジャブを感じる


米屋「おっ、朱南ちゃん」


『なんですか……?』


米屋「ほら、早くいこーぜ」


『………分かりました』


*********************


米屋「ほら、着いたぜ」


米屋先輩に連れられて来たのはファミレスだった


放課後の学生たちが沢山いるのが分かる


「こちらの席にどうぞー」


店員さんに案内された席に座る


米屋「お、端の席じゃん!ラッキ〜」


『そうですか』


米屋「とりま注文だけしよーぜ」


米屋「朱南ちゃん何にする?」


『えーっと……じゃあアイスコーヒーで』


米屋「俺はメロンソーダにしよっと。すいませーん!」


「ご注文お伺いします。」


米屋「アイスコーヒーとメロンソーダを1つずつお願いします」


「かしこまりました」


『………米屋先輩、なんで私を誘ったですか?』


米屋「ん?だから朱南ちゃんとお話したいだけだって!」


『本当ですか?』


米屋「………朱南ちゃん、近界民ネイバーって知ってる?」


『知ってますよ、昨日見ましたし』


米屋「だよなー 」

『今更なんですか?』


米屋「いやいや、朱南ちゃん三門市きたばっかっしょ?近界民ネイバーとか怖いかなーって」


『……別に怖くないですよ』


米屋「………へぇ、意外!ほら、三門市に来た人ってみんな怖いーとかいうからさ〜」


米屋「なんで?


『なんでって……』


私は見慣れてるし


なんて言えないか









『えっと……』


「すみませんーご注文のお品ですー」


米屋「お、ありがとーございまーす!」


『……ありがとうございます』


米屋「で?」


『……………ボーダー、信頼してるので』


米屋「そりゃ、どーも」


『まさかそれ聞くために?』


米屋「まぁまぁ、色々だって〜」


『……そうですか』


米屋「朱南ちゃんって近界民ネイバー見たのって昨日だけ?」


『生で見たのは初めてです。テレビとかでは見たことありました』


米屋「じゃあ人型近界民ネイバーは見たことないんだ?」


『そうです。トリオン兵しか見たことはないですね』


米屋「………ふぅん」


『……?なんですか?』


米屋「朱南ちゃん。イイコト教えるよ〜ボーダーはさ、人型近界民ネイバーの存在なんて公表してないんだよ。それとトリオン兵のことは全て統一して近界民ネイバーだ」


『………!』


騙された……


ボーダーのことをもっと調べておけばしくじらなかったのに……


米屋「朱南ちゃんはオレの質問に対して知ってるかのように答えた」


米屋「これ知っているのはオレらボーダーの中でも一部。それか〜………近界民ネイバー


『………はぁ』


画像


米屋「朱南ちゃんは、ボーダーの関係者でそれを隠しているのか?それとも……近界民ネイバー?」

魔女の踊るべき場所は。2

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コメント

7

ユーザー

やっば!( ゚д゚)大丈夫なのかな?でも米屋そんなに頭よかったっけ?

ユーザー

激アツ展開きたぁ!投稿お疲れ様です🍵

ユーザー

よねやん先輩鋭すぎだろ、( ꒪⌓︎꒪)

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