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翔太「何してるの?」
私はその声にびっくりした。
別にやましいことをしたわけでもない。
けど、告白された上に抱きしめられてて……
泣いてるのきづいて、私涼ちゃんの背中に手置いてた。
あきらかに抱き合ってるようにしか見えない……
どうしよ
絶対勘違いされてるよね
どうしよ
違うって言っても信じれるわけないよね
どうしよ
どうしよ……
翔太「…とりあえず座ったら?」
やっぱり怒ってるよね?
ましてや相手涼ちゃんだし…
どうしよ………
あ……
もう…
自分が悪いのに、
こんな時に……
ダメなのに……
苦しい………息が……
どうしよう、
どうしよ………
パニック…………
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涼太「翔太ごめん。俺……」
翔太「いいから。とりあえず座れよ」
涼太「………」
翔太「美柚?」
美柚「…………」
翔太が呼んでる……
でも、身体がうごかない……
涼太「美柚ちゃん?すわろ?」
涼ちゃんが私を座らせようと触れたときだった……
バタン………
私は、意識を失った。
涼太「美柚ちゃん!」
翔太「美柚っ!!」
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気づいたら自分の部屋に寝ていた。
誰もいなくて1人。
絶対嫌われたよね
卑怯だよね、
自分が悪いのに、倒れてさ。
呆れちゃうよね。
美柚「………(´;ω;`)ウッ………ごめんなさい……ヒクッ……」
私は布団に潜り泣いた。
しばらく泣いてから、出ていこうと。
もう。迷惑かけられないし。わたしのせいで2人の関係壊すなんて嫌だ。私なんか居なければ……
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翔太side
美柚が、変だ。
涼太も気づいたのだろう。
座らせようと涼太が触れた瞬間。美柚が倒れた!
呼んでも返事がない…俺はどうしていいかわからず慌てた。
でも、涼太はすぐ、呼吸確認したり、脈みたり。テキパキとしていて…
涼太「気を失ってるだけ見たい…部屋に連れていく」
翔太「いい。俺が連れていく。」
ベッドに寝かせ布団を着せる。
涼太に気が移っても仕方ないよな。これじゃ。
涼太のほうが美柚を大切にできるんじゃないかとさえ思ってしまう。
けど、美柚みてたら、手離したくない。
俺だって、自分なりに、大事にしてきたつもり。
今でさえ、めっちゃ愛おしい。
俺、こんなキャラだっけ?
笑えてくる。
しばらく眺めて、頭撫でてから部屋を出た。
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涼太side
俺はやっちゃいけないことしてしまった。
俺のせいで美柚ちゃんは倒れた…
一応、こういうことがいつあるかわかんないからさ、対応策は調べてた。
けど。まさか、自分が原因でこんなことなるとは。
気を失ってるだけみたいだからよかったけど…
俺が運ぼうとしたら、翔太が運ぶって。
そう言われたらなんも言えないよ。
ごめん、美柚ちゃん。
ごめん、翔太。
耐えきれず、俺は阿部と照に連絡した。
すると、ふたりはすぐ来ると……
情けなくて仕方ない。