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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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漁村についたジレンマ達は、平田さんの後について行っていた。

ゆっくりと歩きながら平田さんは旧友について話し出した。

「お前たちはあの村の事件の事は知っとるな?」

「はい」

「しってのとおり、わしは当事青年Bと言われ、A子は神主の娘でわしの妻じゃ」

「存じてます」

「これから尋ねる先は当時の青年C、鬼塚というものだ」

「えっ!Cさんはご存命なのですか?」

「最後に会ったのは30年も昔じゃが、一報が入らないということは、恐らくこの村で暮らしてるはずじゃ」

薄い霧が立ち込める中、4人は鬼塚のもとへ向かう。

「うわぁぁー‼️」

平田さんが足を止めた古民家の中から叫び声が聞こえる。只事でないことに気付きジレンマ達は中に入る。

「貞治‼️」平田さんはそう叫んだ。座敷には首元から血を流す老人と貞治がいた。座敷は乱れ争った形跡がある。

平田さんはすぐさま貞治のもとへジレンマと修羅は老人の元へいく

「凛子、、、」そう呟きながら老人は裏の勝手口を指差した。

「凛子さんがいたんですか?あっちですか?」誠は答えも聞かず、勝手口から出ていってしまった。

「かなり出血があるが、致命的ではない止血するぞ」修羅は老人の傷を確認してそういった。

「鬼塚‼️貞治に何をした」

平田さんは、老人の胸ぐらに掴み掛かっていった。「まってください、平田さん、落ち着いて」ジレンマが平田さんを宥める。

「じいちゃん、おいちゃんがオイラを助けてくれたんだょ!」貞治は平田さんにしがみつく。

「なんじゃと⁉️」

凛子は正気を失い、貞治に襲い掛かろうした、それを鬼塚がかばったところ。人気に気付き凛子は立ち去ったということであった。

「すまぬ、平田、お前たち家族をまきこんでしまって、すまぬ。」鬼塚は平田の両袖を掴み崩れ落ちた。

「鬼塚、おまえその腕。。。」平田にも、貞治と同じように、失った左腕から蛇のような腕になっているのが見えた。

「わしらはあの時、騙されていたのじゃ、全てまやかしだったのじゃ。。A子もお前もわしもじゃ」

その言葉を残して鬼塚は気を失った。

その頃、無我夢中で夜の漁村を誠は走り待っていた。

「凛子さーん‼️」

通り過ぎた路地裏に誰かがいたような気がした。足を止めて路地裏があった方に戻る。

凛子だ、凛子がいた。

「誠くん」誠は暗闇のなか月明かりでほんのり見える凛子の元へ向かう。

「はぁはぁはぁ」誠は息を切らしながら凛子の元へ。

凛子は誠の胸元へ飛び込み抱き締める。

「凛子さん大丈夫?」

「やっぱり誠くんの方がいい」

「え?どういうこと?」誠は凛子の両腕が脇腹を締め付けでくるのを感じ出す。

(メキメキメキメ) (ボキ)

誠の肋が折れる。

「うぁ。。」叫びたいが肺を締め付けられ叫べない。

気が遠くなる。。。





「誠くん!」ジレンマは近所迷惑関係なく誠の事を呼び続ける

「ジレンマ‼️凛子だ」修羅が路地裏で倒れている凛子を見つけた。

「ジレンマ気をつけろ‼️正気か確認するんだ。」修羅が注意を呼びかける。

「凛子ちゃん!凛子ちゃん!」

呼びかけにかすかだが反応がある。

「分散するのは危険だ、このまま平田さんの所に運ぶぞ。」

修羅とジレンマは凛子を担ぎ、古民家にもどるのであった。


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