鶫(つぐみ)が敬一郎(けいいちろう)の即頭部に、
フルスィングを決めている頃――。
赤堀 雅(あかほり みやび)は都心の奥座敷ともいえる閑静な街にある自宅で、
パソコンと向き合っていた。
「最悪ぅ…。裏サイトにログインできなくなってるじゃーん!
諏訪(すわ)先輩の友達…マジ厄介すぎ。
でも、鶫ちゃんのパパがタイーホしてくれたから…ま、いっか♪」
パソコンをシャットダウンさせ、ケタケタと笑う。
しかし、心を埋め尽くす靄はいっこうに晴れない。
「諏訪先輩…。今頃、死んじゃってるのかなぁ?
けっこー、ガチで好きだったんだけどなぁ…」
こっそり横顔を撮影し、
携帯の待ち受けにしていた写真を眺める。
と――その時、雅の部屋をノックする音が響き、
ドアが静かに開いた。
「雅ちゃん、パパだよ。お土産にケーキ買ってきたから、一緒に食べようよ」
雅の父、赤堀 隆弘(あかほり ****************************
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