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リングと僕
第7章「“少年”の帰還」
〜瑠璃がエメラルダビートを退けた頃、元の世界では…。〜
友樹「…あの警官、本当に壮真を探す気あるのかな…。」
健人「…確かに、何だかやる気というものが感じられなかったよな…。」
友樹「そうそう、“仕事だから、捜索願受け取っておきますね〜。”的な感じだったしな…。」
〜健人と友樹は壮真の母親、妹の恵留と共に交番へ行き、壮真の捜索願いを出していた。〜
壮真の母「壮真…。何処にいるの…。お願い、無事でいて…。」
恵留「お兄ちゃん…。大丈夫かなぁ…。」
友樹「壮真のお母さん、恵留ちゃん…。そ、壮真君は、きっと無事に帰って来ますよ!(焦)」
健人「そう信じてやりたいが…。警察も動くかどうか分からんこの状況では…。」
友樹「健人!縁起でもねぇ事言うなよ!どんな状況でも、信じてやるのが友達ってもんだろ!?…それに、壮真は大事なお母さんと恵留ちゃんを置いて行く奴じゃない!」
健人「友樹…。そうだな、今回の件が仮に誘拐であったとしても、あいつなら上手く突破口を見つけて、誘拐犯の手から逃れているかもな。」
壮真の母「ありがとうね、友樹君、健人君。…壮真は、本当に良いお友達を持ったわね。」
恵留「そうだね…。あんなに1人で居たがってたのに、友樹さんと健人さんに会って明るくなったもの。」
健人「…。確かにそうだな。出会った時のあいつは、他人を寄せ付けないオーラ全開だったからなぁ…。」
友樹「そうそう、“僕にとって、友達は必要無い!”って感じだった!」
恵留「…。それは、単なる人見知りです。兄は、人と関わるの極端に苦手でして…。」
友樹「それがあんなに変わるとは…。(はっ、これはチャンスかも…。)きっと、恵留ちゃんの力も大きかったんだよ!頑張って俺達と壮真の仲取り持ってくれてたし…。」
健人「友樹…。露骨に胡麻すりすんなよ…。」
恵留「そ、そんな事無いですよ…。(照)」
友樹「いやいや、本当にそう思うんだって!」
〜その頃、とある古びた家🏠では…。〜
???「…。此処は、何処だ?確か、何かが光った後に意識を失って…。」
???「お目覚めですか?」
???「だ、誰だ!?」
???「安心して下さい、怪しい者ではありません。…!隠れて!(???を物陰に隠す)」
???「…。チッ、此処にも居ないか…。あの女、奴を逃しやがって…。何処に隠しやがった…!?まぁ良い、すぐに見つけてやる。」(立ち去る)
???「どうやら、行った様ですね。」
???「…。(状況が理解出来ずに固まっている)」
???「大丈夫…?では無さそうですね。…。詳しくは話せませんが、貴方は産まれた時にさっきの奴に誘拐され、ずっと囚われていました。」
???「…僕が、さっきの奴に?」
???「はい。そして、奴は(今頃になって)貴方を始末しようとしていた…。私はそれに気づき、奴が“あの光”に気を取られた隙をついて此処まで連れてきました。」
???「…。どういう事?情報が多すぎて、頭が、ぼんやりする…。」
???「大丈夫ですか?ケアラ…。(青い光が出る)」
???「あ、頭がスッキリして…。はっ!帰らないと!」
???「どうやら、自分を思い出せた様ですね。…。この道をまっすぐ行くと、貴方を探している人達の元へ行けます。お気をつけて。」
???「ありがとうございます。…。あの、貴方は…。」
???「私は、“…”。」(姿が消える)
???「…。今、誰かと大事な話をしていたような…。気のせいか…。」
〜謎の存在が消えた後、彼はまっすぐ歩き始めた。〜
友樹「ん?誰か歩いて来る!」
健人「あっ、あれは!」
壮真の母「壮真!壮真なのね!?」
恵留「お兄ちゃん!…。良かった、無事だったのね!」
壮真「ああ、何とか誘拐犯の手から逃れて来た。」
友樹「本当に良かったよ、無事で。」
健人「そうだ、交番に行って捜索願取り下げて貰わないと!」
恵留「代わりに、誘拐犯の手配書作成ね!」
???「記憶操作は成功ね…。これで、“彼”は安全な日常に戻れる。」
〜その少年は、何事も無かったかのように皆に受け入れられ、日常に戻って行った。〜
第7章 END
コメント
2件
はるさん、コメントありがとうございます。 少年の正体は誰なんでしょう?そして、謎の存在がまた出て来ました!
**はる。:** おお、第7章か!今回は元の世界サイドの話だったね。友樹と健人の壮真への信頼が熱くて最高だわ。「信じてやるのが友達」って台詞、グッときた。それでいて、最後の記憶操作と謎の存在の伏線が気になりすぎる…!あの“少年”が瑠璃とどう関わってくるのか、次の展開が待ち遠しいよ🔥 カエイさん、素敵な物語ありがとう!
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