テラーノベル
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どうも、アールです。(名前変えました)
お待ちかねのオタさん中心の話です。
なんかもう、鬼◯の刃パロ的なものになっちゃいました。 多分下手。
もっと自分がちゃんと考えた世界線創れるようにしたいです。二次創作頑張ります…。
それでも大丈夫だよって言う人だけ読んでください。
そういえば鬼◯の刃の映画最高でした。最近は童磨と猗窩座のカプにハマってます。もう最高ですから観てみてください童猗窩を。沼です。抜けられません。やばいです。
プロローグ
***
「お前をマドル家から除籍する。」
マドル家の当主であり、ワースの父親である男から低く、嫌悪の混じった声で勘当を意味する言葉がその口から告げられた。
心当たりは大いににあった。世界最大の犯罪組織である無邪気な淵源に干渉し、前科をつくった。魔力濃縮液を口にしたのにも関わらず、後輩である1年生に負けたのだ。
勘当されても別に悲しくも、虚しくも、怒りも湧いてこなかった。寧ろこんな父親から離れられて清々する。散々価値を求められ、どれだけ結果を残すも認められず、心が押し潰されるような日々が続く。地獄のような場所だった。ここにいては本当に自分を見失ってしまう。
「よくも私の期待を裏切ってくれたな。お前にはここにいる価値も無くなった。オーターのように才覚のある存在になってくれると思っていたが…。まさかこんな落ちぶれた人間になるとはな」
本題を話し終わっても長々と続く、ワースを軽蔑する声。ワースはとうに聞き慣れてしまっていた。呆れに近いような感情で、表情は変えないまま聞き流していた。
父親が無邪気な淵源に関わったことを知っているなら、あの人の耳にはもう届いているはずだ。兄であり、神覚者のオーター・マドルに。ワースが目標とし、目指していた人。そして劣等感を抱いていた人。どれだけ手を伸ばしても、どれだけ近づこうと努力をしても、彼が振り向くことはなくその手は届かなかった。でも、勘当されたならこれ以上彼の背中を追っても意味がない。マドルという姓を失った今、俺はもう用無し。価値を失ったのだから。
「お前の魔法は私の顔に泥ばかり塗ることしか出来ないのか。マドル家の恥晒しだ」
変わらず悪態をつく父親。いや、元父親と言うべきか。早く終われと願いながら俯き加減に床を見つめる。
「はぁ…。もういい、さっさと目の前から失せてくれ。目障りだ。」
何か言い残す事はあるか?と最後に訊かれた。別に言い残す言葉など特に何も持ち合わせていなかった。そもそもこいつとは言葉も交わしたくないのだ。残す事などあるものか。
でも、言われっぱなしも癪に触る。皮肉を込めてこれだけは伝えておこう。
「貴方が数々の助言をしてくださったお陰で私は現状に至ることが出来ました。今まで育てて頂き感謝しています。では、失礼します。」
華麗な所作を披露しながら最後を告げた。
踵を返し、戸に手を掛ける。これでマドルとはおさらばだ。価値に縛られることもなくなり、ワースは自由の身になった。
***
晴天の空の下。小さな公園の中でワースは一人木陰で休んでいた。
(しっかし、これからどうするかなァ。)
ワースは悩んでいた。姓が無くなり”ただのワース”になった今、イーストン魔法学校にいられるかどうかがわからない。学校の生徒から除外されてしまう可能性がある。もしここに残れたとしても、これからの学費をどう補えばいいものか。最悪バイトなどで稼ぐことも可能だが、他にも問題は山ほどある。
頭を抱えていると、不意に1つの案が思考をよぎる。
そうだ、此処からうんと離れた場所で暮らせば良い。
俺はもう自由だ。自分の価値を磨く必要はもう無い。此処から離れて何処か遠くの、人目に付かないような村にでも住まわせて貰えばいい。近くに研究ができるような職場があれば、そこに就職しよう。
だが、此処に友人や、せっかく出来た後輩たちに声をかけずに姿を消してしまうのは惜しい。しかし、そうでもしなければあいつらは全力で止めに来てしまう。それだけは何とか避けたい。
今の時間帯、同室のアビスはアベルのもとに行っているはずだ。荷物をまとめるのであれば今が丁度いい。
「そうと決まれば善は急げ、さっさと行くかぁ」
立ち上がり、ローブに付着した土や砂を手ではたき、側に置いてある箒を手に取り跨ると、学校へと急いだ。
ここで一旦切ります。本編はこれからですのでお待ちください。
ちょっとだけ鬼◯の刃のことだけ語らせてください。
もう大迫力でした。技術がもう素晴らしすぎて…。観ましたかあの狛治さんと恋雪ちゃんの花火のシーン!!涙が溢れ出て溢れ出て。もうハンカチで拭う暇もなくて。しっかりと目に焼き付けたのにも関わらず、また観に行きたくなるなんて…!心を鷲掴みにされました。衝撃が強すぎました。虜です、ほんとに。
しかも戦闘シーンがかっこいいときた。しのぶさんの童磨への憎悪の言葉!実に素晴らしい!
蜂とムカデの威圧感。好きです。
それに童磨の「いい夜だねぇ」←ここ!!これ!!声の掠れ具合が良き良きときた!!
耳に入った瞬間の頭のてっぺんから足の爪先まで、鳥肌が凄まじいんです。マジ、マジでらぶ。
では読者の方々、閲覧してくださりありがとうございます!
続きをお待ちください!
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コメント
3件
新作、心待ちにしてました!前にも書きましたが、アールさん小説書くの上手くなってますね!プロローグから引き込まれました。ワースはどうなるのか、オーターがどう絡んで来るのか楽しみです😊