⚠️1話参照
٩(ˊᗜˋ*)و GOGO!!!!
水視点
水)いってきまーす
今日はテスト期間が始まる日。
憂鬱に感じながらも学校へ向かう。
重たい足で教室の前まで来ると、よし。と気合いを入れてドアを開けた。
水)皆んなおはよ〜!!
ホームルームが始まるチャイムが学校全体に響き渡った。
ガラガラ。と音がしたかと思えば、先生が入って来ていた。
先)えー皆さんおはようございます
先)今日は…、
先)あ 稲荷さんは後で職員室に来るように
先)…欠席は内藤さんだけか
先生がそうポツリと呟いた。
『内藤さん』と名乗る人が学校に来ている姿を見た事が無い。
期待されなくて良いな…、なんて。
この時はそう思っていたんだ。
何故か先生に呼ばれた僕は職員室へと足を運ぶ。
僕なんかしちゃったかな。 と不安が湧いてくる。
そんな事を考える内に職員室に着いてしまった。
ふぅー…、と一息を付き、扉をノックする。
水)失礼します。
先)お 稲荷
先)ちょっといいか?
水)はい?
先)内藤さん居るだろ?
先)内藤さんの家庭訪問へ行って欲しいんだ。
水)なんで僕が…、?
先)稲荷ならテンション高いし、元気付けられるんじゃないかと思ってな!
ハッハッハハ〜!と大袈裟に笑う担任。
ほんとに担任かっっ((
先)まぁ、稲荷には期待してるぞ
水)っ、…はい
もう 期待 しないで…、
水)はぁあ…、なんで僕が
水)…あ 此処か
気付けば 内藤くんのお家まで来ていた。
水)誰か居るのかな〜…、
水)まぁ いいや! 押しちゃお
少し震えた指でインターホンを鳴らす。
ピンポーン という音が鳴り、数秒後に「はーい。」と 女の人の声が聞こえてきた。
水)あの、内藤くんいらっしゃいますか?
)「内藤くん?」
水)あ…、えっと
下の名前聞くの忘れてたっっ、
水)Iris学園に通ってる生徒って…、
)「あぁ 息子ね」
)「今呼んでくるわ」
)「ちょっと待っててね」
水)はい
良さそうなお母さんで良かったな…。
桃視点
俺は今日も学校に行かない。
行かない というよりかは 行きたくない。
オレの相棒のサメ子を抱いてベットにダイブする。
桃)はぁ…、何か毎日どうでも良くなってきちゃったな、。
桃)いっその事旅立っちゃいたい
瞼が重くなり、寝落ちしている最中に
ピンポーン とインターホンが鳴った。
どうせまた先生だろう と聞こえないフリをする。
だけど違ったみたいだ。
窓の反対側から聞こえる声はいつものトーンよりも高かった。
あの子のように。
ぼんやりと天井を見つめていると、母親からドア越しに声を掛けられた。
母)ないこー? お友達が来てるわよ?
桃)友達…、?
俺に友達なんか居た事無いのに。
整えていない髪
だらしない、いつもの格好
ふらつく足で玄関へと向かった。
桃)どちら様ですか、
弱々しい声で、声を掛けてみる。
水)先生に訪問頼まれたので来ましt…、
前に来た子の顔も見れず 地面を見つめていると その子の言葉が途端に止まっていた。
疑問に思い その子の顔を ちらり と見る。
水色髪の子は目をまんまるにして俺を見つめていた。
桃)あn…、
水)えっ!君さ
気まずい空間が苦手で会話をしようと思ったが、相手がそれを遮り 話しかけてきた。
だけど その内容は 沢山の感情を生み出してしまった。
水)君さ ないちゃん…、だよね?
桃)あ、?
その子は俺の名前を知っていて あだ名まで作っていた。
いつの間にそんな親しくなったのだろうか。
水)あれ?違った…、?
水)今は違うけど 乾無人 君だよね?
桃)、…
ヒュ…、と過呼吸になりかけてしまった。
また昔の病が悪化してしまったのだろう。
一刻も早く この場から逃げ出したい。
だから俺はこうする。
桃)…今日の所はお引き取り下さい。
桃)では、
そう言って俺は強引に扉を閉めた。
「待って。」なんて言っていたけど、俺には届いていないフリをする。
俺には分からないのだから。
コメント
2件
書くの上手すぎだろ!!! 続き楽しみにしてます!✨️