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第13話 風邪がまた流行る?2/2
前回までのあらすじ
美里さんの部屋に行く途中。以上。
えっと。美里さんの部屋は…2階の2番目の右か。
ここであってるかな?
[みっちゃんの部屋♡]
絶対お母さんが作っただろうな。みっちゃんって書いてあるからここだろうな。
「失礼しま〜す」
ガチャッ
「え?」
美里さんだ。着替え中か。あ、ノックするの忘れてた。
「あっ。ごめん。ノックするの忘れてた」
「それ以前の問題です!早く出てってください!」
ペチンッ!
左頬痛てー。いやはや、追い出されちゃったな。【当たり前だろむっつりス○ベ】《人のこと言えてないぞラキ》いや、まじで忘れてたんだって。
にちのうゥ⤴︎︎︎
「もう入って大丈夫ですよ」
「失礼しま〜す」
今度は許しを得てから入ったからな。
「ご、ごめんなさい。いきなり叩いてしまって」
「まだ痛いのぜ」
「本当にすみません。ゴホッゴホッ」
「大丈夫?横になってていいよ」
「ありがとうございます」
そう言って、美里さんはベットに寝転んだ。
「あ、これ。プリントと、風邪に良さそうなもの。どうぞ。それじゃ、僕はミッションを達成したから帰るね」
「ま、待ってください」
「ん?どうしたの?」
「あの、1人でいると心細いので。そばに居てください」ハァ、ハァ
そして、今日シイさんがやっていたように、僕の服の裾を引っ張って呼び止めた。女子ってズルいな。
息も途絶え途絶えになりながら彼女は細い声でそう呟いた。
グハッ。これは刺激が強すぎる。この彼女いない歴=年齢の男に。【人生まだこれからだろ】
「わかった。そばで見ていてあげるよ」
「ありがとうございます。本当に」
彼女はそう呟いて、ベットに身を委ねた。そしてそのまま、眠りについた。
僕はその様子をそばで何も言うことはなく、ただ呆然と見ていた。
なんかこっちも眠くなってきたな。寝るか。【どうやってだよ】椅子に座りながら。《毛利○五郎かよ》
にちのうです。 CV.美里
どのくらいだっただろう?太陽は沈みかけで、オレンジ色に光っていた。僕は美里さんの足元のところで寝てしまったらしい。膝枕のイメージがいいだろう。
とりあえず起きるか。
「ん〜ん」
「あ、ラキくん起きましたね」
「あれ?美里さん。体調はどう?」
「ラキくんがそばに居てくれたから、すぐに良くなりました」
「そう。それは良かった」
「そして今、感謝の気持ちを込めて膝枕をしています」
「は?え?」
僕は事の重大さに気づき、慌てて起き上がった。
「あれ?もう終わりですか?」
「さすがにね!?」
さすがに何分もやっていたら心が持たない。理性を無くして《自主規制》や、《自主規制》をしてしまうかもしれない。それはまずい。(行動的にも物語的にも)
「でも、美里さんの体調が良くなって、僕は嬉しいよ」
「私も嬉しいです。明日は学校に行けそうですよ」
「それは良かった。それじゃ、僕は帰るね」
「はい。私のわがままを聞いてくれてありがとうございました」
「うん。じゃあね」
「バイバイです」
僕はどうしてもこの「バイバイ」というのが嫌いだ。理由は、もうこれでお別れになる。という感じが凄いするからである。
とまぁ、そんなことは置いといて。これで今度こそミッション達成(EXも合わせて)だ。もうこの美里さんの家には用はないな。帰るか。
「それじゃあ、お邪魔しました」
「はーい。また来てね〜」
「はい」
よし。帰るか。あ、夕ご飯買ってないや。どっかのコンビニで買うか。
にちのう CV.美涼
近くにファイブイレブンがあって良かったな。ここのお弁当は美味しいからね。それじゃ、いただきます。
うん。うまい。今日の夕飯はファイブイレブンで買ったミートソースパスタだ。凄い美味しい。感謝感謝だ。
ご馳走様でした。美味しかった。さて、と。ゴミはゴミ箱に〜。リサイクルをしましょうねぇ〜。
よし。それじゃ、もう寝るか。おやすみ。【おやすみ】《我はまだ起きる》
〜次の日〜
おはよう。みんな大好きラキだよ。《好きだったらいいな》【zzzテンテケテンテテテンテン】リスのやつ、電話きてんのに起きてないの草生える。【ん?はぁい。なに?起こしてくれた?ありがとう】《お礼はしっかり言うの優しいな》えらいの間違いだろ。
それよりも、リスのやつ寝起き過ぎてテレパシー使ったまま電話してるw
にちのファーアCV.寝起きリス
「おはよう。美里さん」
「おはようございます。ラキ君」
朝来たら美里さんにあいさつをするのが僕の最近の日課だ。
「風邪治ってよかったね」
「はい。おかげさまで」
思ったけど、美里さんは僕がどれだけ早く来ても必ず先に学校にいる。どういうことなのだろう?
「おはよう。美里、ラキ」
「おはようございます」
そして、いつも通り祐とシイさんが来た。…。いつも一緒に来てるけど、もしかして、できてる!?【ないだろ】《とも言いきれないよ》
「おはよう。祐とシイさん」
「おはようございます。祐くんとシイちゃん」
シイさん以外は名前を言ってあいさつしているな。僕は気にしないけどね。
「というかさ、あと10分でカバン片付けないと朝読書始まるよ」
「マジで!?やっべ!早くしないと!」
気づくの遅いな。
「この-7+25の答えわかる人。美里さん。分かりますか?」
「はい。18です」
「あ、君はふざけないんね。まぁそっちの方が楽だけど」
先生も期待していたのか?確かに美里さんがふざけた解答をするの見てみたいな。
(答えたのになんかスッキリしませんね)
意外と拗ねてた。可愛い。
今回はこれで終わり。まだ学校だって?知らんな。じゃ、バイバイ。