第2話「歩行試験」
〜歩行試験場〜
Tom「じゃあまず、俺の手を掴んで足を動かしてみて」
No.2「えっと……」
そう言って、俺の手に手をそっと触れた。
その手は、ロボットだからか冷たかった。
No.2「こう……ですかね?」
Tom「あぁ、じゃあその調子で5歩進んでみて」
No.2「はい」
No.2「あ…!」
No.2が倒れてしまった。
Tom「大丈夫か!」
No.2「はい、何とか…」
Tom「それじゃあ、ちょっと休憩しようか」
No.2「はい…」
matt「よっTom!上手くロボットちゃんとはやってる〜?」
Tom「あぁ、今歩行試験してるんだ。」
matt「へ〜!」
matt「そんじゃ!僕戻るね!」
Tom「おう」
こうして、歩行試験が終わり、夕方
Tom「あ、そういえばNo.2の歩行試験の記録書かなきゃ」
カキカキ……
No.2「……Tomさん。」
Tom「ぅわ!!びっくりしたァ…」
No.2「ごめんなさい…私と、雑談?というものをしませんか?」
Tom「あぁ、別にいいぞ」
Tom「てか、雑談って言葉どっから知ったんだ?」
No.2「なんか…mattって人がtordさんって人が話してるのを見て聞いてて、雑談というものが面白そうだったので…」
No.2「Tomさんは私を作ってくれた人です」
No.2「だからTomさんとは仲良く、お友達になりたいんです。」
Tom「…へへ、そうか!じゃあ、今日から俺たちは友達だ!」
Tom「よし!じゃあ早速話すか!No.2!」
Tom「あ!そういえば、名前が「No.2」ってのは…ちょっと呼びづらいし」
Tom「俺が新しく名前を付けるね!」
No.2「!…」
Tom「じゃあ〜…!!」
Tom「eddとかどうかな!」
No.2「……edd」
Tom「あ!気に入らなかったら、別にNo.2のままでも良いよ!俺が強制的にそう呼ぶってのも、お互い嫌だしさ!」
No.2「……edd!」
No.2「素晴らしい名前を付けてくれて、ありがとう……ございます…」
Tom「……そうか!気に入ってくれて、嬉しいよ!edd!」
edd「……」
edd「……嬉しい。」
edd「嬉しい…?」
Tom「よし!じゃあ明日歩行試験したら、もう合格判定だ!」
edd「……分かりました!」
〜夜〜
Tom「よし、じゃあedd。充電室に案内するよ」
edd「分かりました!」
eddが俺の手に触れた。
何故だろう……なんだかほんのり暖かい。
〜充電室〜
Tom「ここに寝転がったら自動的に充電になるし、今日は疲れたよね!だからここで回復してね!」
Tom「それじゃ、おやすみ」
ガチャ
edd「……」
edd「……嬉しい…?」
edd「……あの体の温度がどんどん向上して行く不思議な感覚。」
edd「Tomさんに、名前をつけられた時に…急に……」
edd「……あぁ、……ようやく分かりました。」
アップデート:
『感情』 を感じる機能が
インストールされました。
to be continued…
コメント
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いやあああ1話みて「あれえっど居なくね」って思ったけど居たわ、、なるほどね、、!!!! すげえ!