あなたと私がもう一回。

「ねぇ、教えてあげようか。みんな知ってる、誰も知らない恐怖の事。」

これが、私と同居人の、というか私の、最悪の始まりだった。

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「へぇ、今回はそうなんだ」

「…え？」

急に何？

「えと、時雨さん、だよね？」

「えぇ、時雨、雪(しぐれ　ゆき)。」

「【今回はそう】って…何？」

「ふふ、知りたい？（ぐい」

「わっ」

「じゃあちょっと二人きりになろ」

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「…で、どういうことなんですか？」

「そうだねぇ、まず自己紹介してもらえる？その方が説明が楽。」

「え、あ、えっと、桜井　柊奈(さくらい　ひな)、16歳、…えと、あと何言えばいい？」

「えーと、髪の色とか」

「はぇ！？え、と、ベージュ色の髪に、水と桃の目。」

「おっけー。じゃあ。説明始めるね。」

「うん、」

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「うっそでしょ…」

「ほんと。」

「言ったでしょ。みんな知ってて誰も知らない、って。」

「いや、いや、いや…」

「あはは。じゃあ、そうだね、すっこしだけ、わけるから。次の時、本当だってわかったら私のとこに来て。」

「えー…うん、わかった」

「じゃあまた、来年」

「来年、ねぇ…」

信じられないけど…来年、ね

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さーてさて、次回から本番ですよー