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こちらは某関西弁実況者様のお名前をお借りしてとりますが、本人様達には一切関係ございません
※先輩後輩
はつとーこーです.ᐟ .ᐟ
暖かい目で見て下さい.ᐟ.ᐟ.ᐟ
syp『あっ、1部隊潰れました』
『りょーかーい』
時刻はもう12時を超え、車の走る風のような音が部屋に響く。
無機質なブルーライトに照らされ、今日もパソコンと向き合う。
ワイは毎日のように少し前に流行ったFPSゲームを深夜までプレイし、ただランクを上げるためだけに画面に集中していた。
ただ流行に乗るためだけに始めたゲームが、今となればプレイ時間1000時間なんて有に越えるほどにのめり込んでしまっている。
理由は簡単、ただ単に面白いから。
自分で言うのもあれやけどさ、人を殺すゲームって普通に快感やな。あの勝った時の快感がたまらん。それにネッ友と協力する、って面で友好関係深まるし……
そう、これが俺のこのゲームを続ける1番の原因だ。
『あと1部隊やで!!』
syp『じゃあワイ、西の方行きます』
ヘッドホン越しに聞こえる溌剌とした声。ワイが初心者の時から手厚く色々と教えてくれて、面倒見良くって、優しくって、ノリが良くって、とにかく大好きな人の声。
syp『……っ!!敵いました!!!』
『飛んでいくわ!ちょい待ってて!!!』
癖の強い関西弁が特徴的で、笑い方も独特で、いっつもワイとチーム組んでくれて、他にも強い人いっぱいおるのにワイのこと優先してくれて、オールする、って言ったら付き合ってくれて。
ワイの大好きな1つ年上の先輩。性格出来すぎてて、1つ上とは思えんわ。……まぁ、ネットやからいくらでも嘘はつけるんやけど。
性格良くて周りからも慕われてて、とにかく大好きな先輩。
『よっしゃ勝ったぁぁっ!!』
syp『……w、喜びすぎすよ、先輩』
『え〜、そんなことないやろっ!!……あ、もう一戦やる?』
ふと時計を見ると1時過ぎ。
……明日テストやったっけ、そろそろヤバい気する……
syp『あー、ちょ……今日はもう寝ます』
『そか!!分かったわ!!!』
syp『先輩は学校ないんすか』
『いや〜あるけど、ショッピくんと一緒におる方が楽しいし!』
体に熱が帯びてきて、勝手に口角が上に上がる。
syp『……そうすか、w』
“konesima -0901”と書かれたID。
コネシマ先輩。
人の名前を覚えるのは苦手やけど、この先輩の名前だけは覚えてる。
syp『……じゃあ、そろそろ落ちます』
kn『おけ〜……あ、ごめん、そういやさ』
1ミリの静寂の後に、声がかかる。
クリックしようとした赤い退出ボタンを押すのをやめる。
syp『なんすか、?』
kn『ショッピくんってさ、関西弁よな?』
syp『あ、……はい』
kn『もしかしてやけど、大阪住み?』
突如の問題に、思考が停止する。
え、こういうのって言って良いん、?いや、けどこの先輩なら……
kn『あー、ごめんっ!嫌やったら答えんで良い』
syp『あ、いや……はい、大阪住み、です……』
勢いに任せて、言ってしまう。
kn『え、じゃあもしかしたら住んでるところ近いやん、!!』
kn『……良ければやけどさ、今度会わん?』
syp『あ、……ぁう、?』
kn『嫌やったら大丈夫、!!また連絡して!!じゃ!!!』
先輩は今までにないくらい早口で言ってから自ら通話を落ちる。
困惑しつつも、ワイは先輩に会いたいと言われてる事実が嬉しくて、この先輩が実際は30代くらいのおっさんで……とかなんにも考えずに『良いですよ』とDMを送信する。
恋は盲目ってこういうことなんかな。
布団に入っても、興奮してしまったせいで中々寝れない。
朝起きてもずっと先輩のことばっかり考えて、ニヤけたりしてしまっていたのか、親に「大丈夫?」と心配されたくらいだ。
いつもより学校に行くのも楽しみで、早めに家を出た……ら、
「あ、ショッピ。今日は早いやん!!」
朝の静寂を掻き乱す、うざいほどにうるさい声。
【悲報】 嫌いな人と朝一緒になる
どーでしょーか ⁇
自信ないです (>人<;)
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閲覧ありがとうございました .ᐟ .ᐟ