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しばらくして、ラウちゃんが部屋に来た。
ラウ「美柚ちゃん?」
美柚「……( •̥╶ •̥` )」
ラウ「きつい?」
美柚「…(。_。`)コク」
ラウ「そっか。仕事はできてる?」
美柚「…ギリギリ。なんとか。でもデザイン仕上げなきゃ。間に合わない。」
ラウ「服は?」
美柚「ん…3日後までに180着。」
ラウ「そっか。わかった。とりあえず、寝ながらでも、デザインは書けるよね?」
美柚「まぁ。」
ラウ「じゃ、こっちは任せて?デザイン仕上げ優先しなよ!僕、1週間オフだから手伝うよ?」
美柚「えっ?でも…」
ラウ「お客様待たせらんないじゃん?」
美柚「そうだけど…」
ラウ「それに、翔太くんも、いまの美柚ちゃんに仕事仕事言うのもつらいだろし。」
美柚「…………私ね…」
ラウ「うん。」
今までのことを全部話した。
なんか、ラウちゃんには普通に話せた。
すると、ラウちゃんが優しく抱きしめてくれた。
ラウ「きつかったね…」
なんかわかんないけど、泣きじゃくった。
少し落ち着いたころ、翔太が部屋に入ってきた…
翔太「えっ………なん…で?」
そりゃそうだよね、
翔太や涼ちゃんには、あっちいってとか、触らない出とか言ってんのに…
翔太「はっ。俺よりラウがいいんだ。そっか。」
そう言って部屋を出てった。
わたしは追いかけようとした。
美柚「……待ってしょ……」
。。。(lll __ __)バタッ
倒れてしまった挙句、過呼吸起こした。
ラウ「美柚ちゃん?美柚ちゃん!!」
気づいたら自分の部屋のベッドだった。
そして翔太がいた。
美柚「………翔太。」
翔太「きづいた?」
美柚「……ごめん。」
翔太「(´Д`)ハァ…」
美柚「……めんどくさいよね。こんな彼女。いいよ、もう。」
翔太「本気で言ってる?」
美柚「………」
翔太「(´Д`)ハァ…。」
ため息だけ付いて、部屋を出てった。
終わったんだなって感じた。
そのままその日は寝てしまった。
翌朝、目を覚ますと、出来上がった50着が置かれていた。
リビングに行くと、涼ちゃんが朝ごはん作っていた。
涼太「お、美柚ちゃん、おはよ!」
涼ちゃんは変わらず話かけてくれた…
嬉しかったけど、匂いでまたトイレに……
戻ると、涼ちゃんからお茶と一緒に、見た事のあるものを渡された…
それは、妊娠検査薬。
美柚「えっ……?」
涼太「そうかなぁって思って。」
美柚「……涼ちゃん…」
涼太「ほら、とりあえず、ね?」
美柚「うん…」
涼ちゃんが買ってきてくれたんかな?
とりあえずしてみることに。
結果はすぐに出た。
【陽性】
美柚「……やっぱり…」
こんな日が来るだろうからって薬やめてた。
けど、めちゃくちゃ傷つけたし。なんなら、別れまで……今更言えないよ。
美柚「……っ(泣)」
とりあえず、袋に入れて、手を洗い、リビングへ。
涼太「どうだった?」
美柚「………こういう時って、なんでこんなタイミング悪いのかな?(泣)」
涼太「え?美柚ちゃん?」
美柚「ごめっ……部屋いくね」
わたしは袋もったまま、部屋にかえった。
何度見返しても陽性。
どうしよう。
不安でしかなかった。