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「せっかくだから、どこか寄って行かない?」
信二たちと別れ、家路につこうとしていた進夢に舞夜が話しかけてきた。
「べつにいいけど、でも、この辺って寄るとこあったっけ?」
お茶をするのにちょうどいい喫茶店というのは、駅まで足を延ばさなければない。第一、進夢の手持ちではコーヒー一杯も厳しい。
「あー、会社員の頃だったら、手ごろな店も……いや」
進夢は、自分が知っている飲食店を思い出してみた。
……マンガ喫茶か、ラーメン屋、ガッツリ食べられる大衆食堂しか思い浮かばなかった。少なくとも、女の子といっしょに行くような店は記憶にない。
「もしかして、箕輪くんは、あまり女性のエスコートに慣れてないのかしら?」
進夢の顔を見て、舞夜が首を傾げた。
「あー、ははは……、いろいろと仕事が忙しくってね」
苦笑いの進夢に、舞夜は、ふーん、とだけ言ってから、
「まぁ、いいわ。山の裏****************
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