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テラーノベル(Teller Novel)
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鳥居をくぐると、

奥には小道が続いてて

多分この奥に本堂があるのだろう。

だが、この小道を進むのは気が引けたから

今日はやめておいた。

それよりも、

なんで夢にこの場所が出てきたんだろう…。


その時、

「てーまりーで 一緒に あっそびーましょ!」

と奥の小道から聞こえてきた。

とても可愛らしい女の子の声で。

私は少し不気味に思えたが、

とにかく奥に進んでみることにした。

途端、後ろから誰かに腕を引っ張られた。

驚いて振り向いたが誰も居なかった。

気のせいかと安堵しつつ、

前を向くと目の前には おかっぱの女の子が立っていた。

そしてその子は私に

「お姉ちゃんだぁれ?」と言った。


✧••┈┈┈┈┈┈••✧


???side

僕は小さい頃から自身の名前を気に入らなかった。

理由は “ 女の子みたいな ” 名前だったからだ。

僕の親はイライラすると、僕を叩く。

その時にいつもこう言うんだ。

『お前なんか産まなきゃ良かった』

『お前はたかが1つのミスでできちゃっただけだ』と。

だから僕はいつも自分にこう言い聞かせる。

『僕は存在しちゃいけないんだ』って。

君と私と空自体と

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