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「ないこッ、ヤバいッッ、!!」
アニキが珍しく焦った様子で俺の所に来た。
「どうしたの…?」
「なんか知らん人来たんやけどッ!」
「ないこのオカン言うけるけどほんまなんッ?!」
「ぇ…ッ、?」
「今まろ達が止めてくれてんでッ!」
「ぁ…分かったッ、行くねッ…。」
今までで一番嫌な予感がした。
「ちょっとッ…お義母さんッ…ーーッ、?!」
まろの声がした。ただビックリしている声だった。何か合ったのかもと足を速めた。
「ぁ、ないくんッ…!!」
「ちょッ、ないちゃんッ!!」
「何かまろちゃんが来た瞬間に握手し始めたんやけどッ?!」
「ぁ…ッ…」
「ぇ…えッ、どういう状況なのッ、?!」
「…止めてくるから、ちょっと待ってて。」
もう終わりかもな。そう思いながらまろ達の元へと向かった。
「お母さん…ッ、?」
「ないこッ、!!」
「あら、ないこ?」
「…お母さん、何の用ですか。」
「この方は誰かしら。」
「俺の大切な人です。」
「大切って…もしかして歌い手の?」
「…。」
「勿体ないわね…折角全てが完璧なのに…」
「…ッそう…ですね、…。」
「……社長室に行きましょうか、。」
人目が集まって来たから、一先ず社長室へ行く事にした。
「お母さん…用件は何でしょうか。」
「貴方…私が入れた会社、どうしたのかしら?」
「……辞めました。」
「…嫌な予感がしてたのよ、」
「ないこならそんな事しないと信じていたのに…ッ、 」
「すみません。」
「でも…Ifさんに会えて良かったわ。」
「ぇ…僕、ですか…?」
まろがビックリした。 まあ無理も無い。
メンバーの親が会えて嬉しいと言うのだから。
「動画を見させて貰ったのだけど、」
「エリートだと言うから、会ってみたかったのよ。」
「ぇ…あ、ありがとうございます、?」
「本当に…子供に欲しい位羨ましいわ。」
お母さんはまろが欲しいんだ。
エリートのまろを。 優等生なんか要らない。
嗚呼、折角お母さんの言う事を聞いて頑張って来たのに。全部水の泡になってしまう。
「ないこ。貴方、もっと頑張りなさいよ。」
「…やっぱり歌い手を辞めた方が良いわ。」
「…。」
「Ifさんみたいに完璧なら良いのだけど…」
「貴方はまだ全然完璧じゃないわ。」
「お義母さん、そんな事無いですよ。」
「ないちゃんはいつも頑張ってくれてます。」
「僕達の完璧なリーダーです。」
初兎ちゃんが止めてくれた。 嬉しかった。
けど、お母さんが止まるはずが無い。
思っていた通り、また話し始めた。
「あら、ないこ思いの子も居るのね。」
「…けど、正直ないこには要らないわ。」
「ないこ、覚えていないの?」
「お母さん、いつも言っていたわよね?」
「…言うこと聞かなきゃいけません。」
「…ない、くん…?」
「そうでしょう?ないこ。」
「…はい、。」
「言うこと聞かなきゃいけません」ってママは言うけど。
「大人も大体間違えてる」ってパパは言っていた。
俺はどっちを信じて良いのか分からず、お母さんの言葉を信じて今まで頑張って来た。
お母さんが選ぶ方を選んで、言われた事はきちんとやって。
けど、働き始めてから分かった。 これはお母さんの理想だと。 俺の理想じゃない。
俺は楽しい将来を歩みたいって。
俺はそんな人生歩みたくない。
「お母さん…ぼく、は…辞めたくない、です…。」
「…貴方の為なのに…?!」
「それは…ッ、お母さんの理想じゃないですかッ…!」
「そんな事無いわッ…貴方の為を思ってッ!」
「正直、貴方みたいな優等生、要らないのよッ!!」
「ッッ…プツンッ」
切れてはいけない何かが切れた音がした。
今まで我慢して良い子にしてきたけど、
もう無理だ。誰のせいでこんなんになってると思ってるんだ。
俺は誰よりも真面目に…。
「…貴方には到底分からないッッ…!」
「ないちゃんッ…?」
「俺はッ…こっちはこんなに苦労してんだよッ…?! 」
「…ないこッ、?!」
「俺が世界で一番ッッ!!」
「真面目にッッ!!」
真面目_?
「俺はッ…!」
「嫌々お前の理想に付き合ってたんだッ!!」
「なッ、なんて事言うのよッ?!」
「俺が歌いたい人生はッ…!!」
「おれがッ…うたいたいッ…じんせいッ、?」
「呆れたわッッ!!」
「貴方がこんなにも出来損ないだとはッッ!!」
「産むんじゃなかったッッ!!!」
「…おれも貴方の所になんて産まれたくなかったよッ!」
「ずっと完璧を求められてッ!!」
「貴方は優等生でも無いのにさぁッ!!」
「何言ってるのよッッ!」
「貴方は優等生でも何でも無いでしょッ?!」
「…はッ、」
「俺の母親なのに…ほんとに何も理解してないんだねッ…笑」
「何言ってるのよッッ…!?」
「俺は優等生だよ…ッ、笑」
「エリートになり損ねた優等生なんだッ…笑 」
「はッッ?」
「…俺なりに頑張ったんだよ。」
「貴方に認めて貰えるように。」
「友達と遊ぶ時間も睡眠時間だって削ってた。」
「子供にとって大切な時間を削った。」
「…高校の時、全国共通でやるテスト、1位取ったんだよ。」
「それでも貴方は…俺を見てくれなかった。」
「それが最後のチャンスだったんだ。」
「けど、チャンスを失って良かったよ。笑」
「今も貴方の為に一生懸命やってるとか…」
「気持ちが悪い。」
「何よッ…何よ何よッ!!」
「ふざけるなッッ!!!」
「…ほら、自分が気に入らなかったらすぐ手を出す。」
「前までは怖かったんだっけ…笑」
「もういいわッッ!!」
「…前より痛くないや、」
「所詮は老化してる人間か。笑」
「な…ぃ、くッ…?」
「あ、みんな…」
メンバーが居ることを忘れていた。
「ないちゃんッ…大丈夫なんッ、?!」
「…平気よ、慣れてるし。」
「てか普通にごめんね。」
「みんなの前で親子喧嘩とかやっちゃって。」
「…もう親子じゃないか、笑」
「ないこッ、今までずっとそうやったんかッ、?」
「ぇ…?」
「今までずっとそんな扱いされてたんッ?」
「…いやぁ、いれいす結成前はまだ実家に居たからそうだけど、」
「いれいす結成後に一人暮らし始めたから…?」
「ないこッ…ごめんッ…泣」
「なんでまろが泣くの…笑」
「ないくんッ…気づかなくてごめんねッ、泣」
「ちょっと…りうらまで…笑」
「ないちゃんも泣いていいんだよぉッ!泣」
「え…いむも泣いてる…ってことは、??」
「ないちゃんッ…我慢すんなよッ…泣」
「スゥーッ…ニキさんもかなぁ…?」
「美味い飯作ったるからなぁッ…泣」
「ははっ、みんな泣いてるじゃん…笑」
「…あーぁ、折角雰囲気作ってくれたのに、」
「みんな…ごめんね。笑」
「僕、もうワスレチャッタミタイ!!ニコッ」
なんだかな 涙すら 忘れてしまったようです
END
壊れた 🍣くん が見たかったんですよね 。 (
ノベル書くの楽しいけど難しい … 。
大目に見てください … 🥹
最近 🎲さん にハマってるんですよね 。
🍣くん の病み系だいすしです 👊🏻♡
推しさんの病みor闇堕ちほど美味しいものはない ❤️🔥👍🏻 ̖́-
ばいばい 🖐🏻 𓂃꙳ ⋆