王都ゾディアック、その町は分厚い城壁に囲まれていた。夜の暗闇の中、人々が生きる灯りだけがその大きな町を照らしている。
そんな町から遠く離れた場所にある大きな森で、青い閃光が煌めいた。沢山の木々が生い茂る森の地面には、何故か幾つもの木が転がっており、木の側面は不自然に大きく抉れている。
その森の中に突然、パーマのかかった黒髪を持つ大柄な男が現れた。彼の体は仄かに青色の光に包まれている。そんな男を取り囲むように、立派なたてがみを持った狼が茂みの中から5匹飛び出してきた。
「こんな動物……やっぱり向こうじゃ見たことねぇな。それにこの力……」
その男は、自らの青い光を纏った手のひらを見ている。
「何となくだが、どんな力か伝わってくる。あの人が言ってた通り、ここがファンタジー世界ってのも本当みたいだな」*****
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