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⚠️戦争賛美、政治的な意図は決してございませんのでご了承ください
⚠️史実とは一切関係ありません
⚠️史実ネタでもございません
⚠️すべて、私の妄想です。
こんにちは
部活終わったので、投稿しておきます。
⚠ATTENTION⚠
・BL
・ロシアメ
・病気パロ
・なんでも許せる方向け
米→アメリカ
露→ロシア
加→カナダ
英→イギリス
仏→フランス
医者
では、どうぞ⬇
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
アメリカの症状は、発覚からわずか数日で目に見えて進行した。
生活の中の「小さなできない」が、確実に増えていく。
・温度調整がうまくいかず、暑いのか寒いのか自分で判断できない
・物を持つと手の力が抜けて落としてしまう
・音や匂いが、少しずつ遠ざかるように感じる
本人は気丈に振る舞おうとするが、誤魔化しきれない場面が多くなっていった。
ロシアは、ほぼ四六時中アメリカの側にいた。
服の温度調整をしてくれる。
食事を運ぶ。
歩くときは、後ろにつくというより、横で支え続ける。
医療室のスタッフが「少し離れてください」と言っても、ロシアは一歩だけ下がるだけで、視線は絶対に外さない。
米「……ロシア、やりすぎだって」
アメリカが苦笑気味に言っても、ロシアは淡々と返す。
露「やりすぎじゃない。必要だ。」
米「必要でも、さすがに……」
露「違う。これは必要なんだ。」
言い切る声が静かすぎて、逆に引き返せない深さが滲んでいた。
アメリカは何も言えなくなり、会話は自然と途切れる。
周囲の国たちが、ようやく「異常さ」に気づく
イギリスは、医療室の前を通るたびに眉を寄せた。
英「……ロシアさん、交代したらどうですか?医師と看護師がいます」
露「必要ない。俺が見る」
英「あなた、寝てませんよね。疲れますよ」
露「……関係ない」
短いやり取りの中にも、どこか張りつめた空気がある。
隣のフランスが小声で囁く。
仏「ロシア、あれ……もう普通の”付き添い”じゃないよね」
カナダも青ざめていた。
加「心配なのは分かる、けど……兄さん、ずっとロシアの視線に縛られてる感じで…ちょっと怖いんじゃない?」
みんなが薄々感じ始めていた。
――これは、ただの過保護じゃない。
ロシアが、静かに依存へ落ちていっている。
しかし、当のロシアは気づこうとしない。
アメリカも弱っていく身体を抱え、拒否する気力が残らない。
片方は手放せなくなり、
もう片方は支えがないと日常を維持できない。
その関係は、ぎゅっと噛み合って離れなくなり始めていた。
医師が告げた。
「アメリカさん、聴覚の反応が少し落ちています。慎重に生活してください。」
その言葉に、ロシアの表情が一瞬だけ強張った。
ほんの一瞬なのに、アメリカは気づいてしまう。
米「ロシア……」
露「離れない。」
即答。
アメリカが何を言うより先に。
露「離れられるわけがない。お前の状態で、一人にできるわけがない。」
アメリカは、反射的に視線を逸らしてしまう。
否定しようとしても、口が動かない。
ロシアの手が、アメリカの肩を支えるように添えられる。
その力は“優しさ”と“必死さ”の境界線が曖昧だった。
周囲がどう見ていようと、二人にとっては――
もう、戻れる距離ではなくなっていた。
続く…
✂︎——————キリトリ線—————–✂︎
おかえりなさい〜
書き溜めが結構あるので、夕方ぐらいにまた投稿します。
段々と、二人が依存してきてますね
《リクエストについて》
現在リクエストはお断りしています。今いただいてもお答えできませんのでご了承ください
では、閲覧ありがとうございました!