ガチャッ
ステ『あ!リアムさん!』
リ『ステイサム君…、』
リ『ただいま、ステイサム君。』
ステ『おかえり!リアムさん!』ニコッ
満々の笑みを向けられ、クラっとする
可愛い!
リ『ステイサム君の笑顔を見ると疲れが吹っ飛んで取れるぞ。』
ステ『あはは!本当?嬉しいなぁ!』
少し照れたように微笑む表情も愛おしい
ステ『あのね、あのね!今日は晩御飯を作ってみたよ!』
リ『え、晩御飯…?』
ステ『うん!』
ステ『って言っても、ものすごく簡単なものだけど…』
ステ『…まぁとにかく、席に着いて!』
俺は追い立てられるように、ダイニングテーブルについた
ステ『はい!召し上がれ!』
リ『おぉ!これはすごい、!』
目の前には白いご飯と、豆腐のお味噌汁、そしてレタスをちぎってプチトマトを添えたサラダが並んでいた
……メインのおかずがないが、小学生5年生の男の子にそこまで求めるのは無茶だろう
むしろ、これだけでも凄いと思う
俺が小学生の頃は料理なんてほっとんど何もしなかったし
リ『……だが、コンロは危ないから使っちゃダメって言ったよな?』
内心ステイサム君の料理が食べられる事にとても浮かれていたが、流石にこれは見過ごせない
大人の付き添いなく、小学生が火を使うのはいただけない
ステ『あ〜、大丈夫!使ってないよ。』
リ『え?』
ステ『…実は、そのお味噌汁、お湯でお味噌を溶いただけなんだ、』
ステ『だから、そんなに美味しく無いかも…』
リ『え?そうなのか?』
ステ『うん。』
俺は手を合わせて『いただきます』をしてからお味噌汁に口をつけた
まぁ確かに、豆腐が冷たい…!だけど、
リ『大丈夫、とっても美味しいぞ!』
俺の為に作ったんだ、その気持ちだけで美味しい……、!
ご飯100杯はいけるね、!
ステ『本当?やったぁ、!えへへ…』
リ『かわいいなぁ〜…、!』
俺は心の中で叫んだ
ステ『え、か、かわいい…?』
リ『…しまった、心の叫びが口から出てしまった、!』
ステ『リアムさんは面白いなぁ、!』
ステ『ねぇリアムさん、おれ、明日もご飯作ってもいい?』
リ『それは嬉しいが…』
リ『無理しなくてもいいんだぞ?』
ステ『ううん、無理してないよ!料理するの楽しいもん!』ニコッ
にっこりと笑うステイサム君
リ『あぁ…何ていい子だ…天使だ…、!』
私は白ご飯を口に運ぶ、
……水の分量を間違えたのか、ちょっとベタベタしているが、無問題である
リ『料理するのはいいが、コンロは使ってはダメだぞ?危ないからな。』
リ『電子レンジと、ポットのお湯なら使っていいから、』
俺は細々とした注意を一応告げる
前にも言ったので、賢い彼ならば覚えているだろうが。
ステ『うん、大丈夫、!分かってる!』
リ『後、包丁も…って、これは大丈夫か、』
彼の手の届く場所に、刃物は置いてない
しかし、料理をする上で包丁が無いのは大変かもしれない
ステ『ディナーナイフなら使ってもいい?』
リ『あぁ、それはいいぞ。』
リ『やった!なら、明日はサラダにキュウリが入れられるね、!』
リ『それは楽しみだな。』
俺とステイサム君は2人で笑い合った
…ステイサム君のお陰で毎日が楽しい
リ『…大好きだよ、ステイサム君。』
ステ『………、』
ステ『おれも大好きだよ!リアムさん。』
ステ『………、』
ステ『大丈夫…!、大丈夫…、!』
END2『お帰りなさい』
コメント
2件
ステ君頑張ったね''ぇえ''ぇえ'''ぇ''!!泣