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【主視点】
『諸泉尊奈門くん!僕らの組手はどうだったかな??』
「ホンマに首痛いわ…」
「肩に違和感があります…」
「自分の肉片そこら辺に落ちてないでありますか??右小指がないのであります!!」
「ここにありますから大丈夫ですね」
「thank you✨」
「え、えっと…色々と……凄かったです」
「諸泉尊奈門くんに褒められたなら首ひとつくらいはええか…」
「あなた達何やってるんですか!!!」
善法寺伊作くんがガチギレしてる…おかしいなぁ〜ただの組手だよ????
『何って…永久四天王流の組手だよ?何そんなかっかしちゃってんのさ?』
「こんなにボロボロで血も沢山流してるのにかっかしない保健委員は居ません!!治療をしたら話し合いをしましょう」
「まぁまぁ、善法寺伊作さん…話し合いなんてそんな野蛮な…ここは穏便に暴力ですませましょうよ」
「…お前めんどくさくなってきただけやろ、それ。」
「暴力は穏便とは言わないのであります!」
『細かいことは気にしない方が未来のためだよ。』
「にーきゅん…組手って、今のは殺し合いじゃなくて??」
『うん!戦闘不能って事は殺せばもう戦えないし戦力にもならないでしょ?あ、でも死体を操れる奴だと戦力増加になっちゃうかぁ…ま、しょーがないね!別に僕らは特定の条件が揃わない限りは死なないから平気!雑渡ぽんなら分かるでしょ?』
「特定の条件?」
『そう!僕は魂のみになると時間経過で死ぬよ!時間経過っていっても魂のみで1000年経たないと死なないけどね』
「俺は魂のみになるか、この愛用してる呪いの刀か、今は持ってない呪いの銃と封印の水晶が必要なんよね。」
「私は火が弱点ですね」
「自分は神の領域にまで届く特殊な毒物で死ぬのであります」
『だからこの条件にない首を切ったり、肉片にしたり、腕をもぎ取ったり、心臓に弾を一発入れても死なないから組手の範囲なんだよねぇ』
「へぇ…にーきゅん達も弱点はあるんだ」
『そりゃそうよ。しかも僕らは実際にそうやって死んだから今語れるんだし?』
「え……死んだことあるの??」
「もちろんやけど…」
「三代先生は1番死んだことあるのでそこら辺はプロですよ。だから武器において、どこに当たったりかすっただけで死ぬのかは自分で分かってるのも利点ですよね。私、1度しか死んだことがないのでそこら辺は苦手なのですよ」
「自分も1回しか死んでない…約200年間封印なら経験があるのであります!」
『んなの重度のメンヘラに捕まったやつしか経験がある訳ないでしょ!しかもみんななんかポジティブだね?どうしたの??僕なんて信仰してる神様がネガティブ系だから希望が見えなくなったよ!』
「何言ってんだお前。将来どうしても元気が出ない日がきっとあるはずだけど、そんな日に押し付けられる『ボジティブ』という聞こえのいい言葉の皮をかぶった『現実逃避』『責任放棄』、そんなものに惑わされてはいけないのが現実や。希望なんてどうせ今から死ぬ蛍と変わらねぇくらいには役に立たねぇんだよ。つまりは、希望なんぞ最初から無いのも同然や」
「この世に希望を見いだせない哀れな人間が間近に居すぎでありますよぉ…」
【純視点】
組手が終わって早24時間…今日は委員会活動で体育委員の方に行くのであります!
「しょー!!!!!」
『ピギャアアアアアアアア!!!……って…七松小平太!!驚かせないで欲しいのでありますよ!ビックリしちゃうでしょ、自分が!』
「細かいことは気にするな!」
「あ、あの…初代さん!」
『金吾くん?しょーでいいよ、どーしたのでありますか??』
「雲ってどうやって出来てるんですか??やっぱりもふもふですか?」
『うーん…今回の委員会では空に行ってみるのがいいのでありますな!七松小平太?それでもいいのでありますか??』
「勉強も大事だからいいと私は思うぞ!」
「「「え!?」」」
「ど、どうやって空に行くのですか??空なんて人間は飛べませんよ!」
『とある天まで届く大木があるのであります!そこまで走るのでありますよぉ!!』
「「「「えぇ!?」」」」
「イケイケどんどん!!!」
「「「「ついたぁ!!!」」」」
「案外近かったな!でもこんな大木は見たことがない!」
『そりゃそうでありますよ。”正規の道を進まねば姿ここに在らず”少しでも道を外すと危険なのであります!』
さて、と。自然操作で操れるツルを使ってさっさと上空に行くのでありますな
『上空につくまでの間、教えて?天気についてのコーナー!!どんな疑問質問お答えであります!』
「はい!」
『はい、雲が知りたいと言った金吾くん!』
「雲って何でできてますか??」
『雲は特定のところで空気が上に持ち上げられ、上空に持ち上げられた空気は冷やされる、100メートルで約1℃ほど冷える。 冷やされると、空気の中の水蒸気が、水や氷の つぶになって雲ができる。』
「水蒸気…?」
『いい所に目を向けたのでありますな、無自覚方向音痴で有名な次屋三之助くん!水蒸気は竹筒って中に水が入ってると周りが濡れてる時があります、それは空気にある水が中に入ってる水の冷たさで姿が現れるのでありますよ』
「そうなんだ…」
「はい」
『体育委員会ゆるキャラ枠の時友四郎兵衛くん!』
「雲って何のためにあるんですか?」
『いくつかあるけどそのうちの一つは…太陽から送られる地球の熱を外に出さないようにしてるのであります。雲がないと地球はとっても寒いのでありますよ。これを、未来では地球の洋服と呼んでるのであります。地球っていうのはこの星でありますよ』
『そろそろ地上でありますな!八意思兼命様にお願いでもしておくのでありますよ』
「なんでですか?」
『八意思兼命様は神様で、「晴」「曇」「雨」「雪」「雷」「風」「霜」「霧」の8つの気象条件を司る神様とされているのでありますよ。つまり、自分達が上空に行った時に雷が来ないように願うしかないのでありますよ、人間が考えた神様でありますけどね。備えあれば憂いなしでありますから一応』
「じゃあ食満先輩と潮江先輩が仲良くすると雨が降るのは…その神様のせいでありますか?」
『いやそれは普段仲の悪い人が仲良くすると神様ビックリして感動の涙かなんかでありますよ。知らんけど』
あ、上空ついたけどクッソ寒いのであります。なにここ?太陽なかったら凍死してるよ??
「雲をつかもうとしても取れない!?」
『そりゃ冷たい空気でありますからね。あんまり行くと危ないのでここのツルから出ないで欲しいのであります』
さて、生命力を使って氷の上に立つようにイメージしつつ進めば…よし、雲の上に立てるのであります
ちょっと楽しくなってきたのであります
ゆうやけのそら トンボがパタパタ
きょうはなんだか さびしいきぶん
あれれ なぜだか なみだがポロリ
「ねぇね きいてよ!」 はなしてみるけど
あのこには きこえてない
えいようも ちりょうも きょうはいらない
そんなひには グッスリねむって
ゆめにきたら あのこにはなして
あのこがクススと わらってくれたら
じぶんもなぜだか わらっちゃうんだよ
だからはなそう!みんなはなそう!
ぜんぶはなそう!あのこにはなそう!
そしてわらおう!すべてわらおう!
ぜんぶわらおう!いっしょにわらおう!
いちまいきりの はっぱがユラユラ
きょうはちょっぴり ふあんなきぶん
あれれ なぜだか こころがションボリ
「ねぇね きいてる?」よんでみるけど
あのひとには とどかない
かんじょうも きおくも きょうはいらない
そんなときには グッスリねむって
ゆめにきたら あのひとにはなして
あのひとがにっこりと わらってくれたら
じぶんもなぜだか えがおになるよ
だからはなそう!みんなはなそう!
ぜんぶはなそう!あのひとにはなそう!
そしてわらおう!すべてわらおう!
ぜんぶわらおう!いっしょにわらおう!
クヨクヨだってメソメソだって
モヤモヤだってアハハになるよ
だからわらおう!あしたわらおう!
ぜんぶわらおう!きみとわらおう!
もっとわらおう!あしたわらおう!
ぜんぶわらおう!きみとわらおう!