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〔優斗くんは、ナマで人が4んだところを見たことはないかい?〕
「ない、ないです。、、、無いです。」
〔本当に?ならなぜ、先に仕掛けた彼らが血を出しているのかなあ?〕
「え、、、」
自分でも分からないさ。辺りを見渡すと、血飛沫で肩が赤く染めた男性と、眉を顰め瞳孔を開いている男性。
今日この瞬間、自分がなにをしてしまったのか優斗は知ってしまった。全身の毛穴から虫が出てくるような悪寒を感じる。
〔、、、気づいた?君は普通の人じゃない。〕
「は、はは、、、wじゃなんで今まで、、、」
〔えー?生まれつき耐性あったんじゃ無い?知らんけど〕
どこか重みのある声で楽観的に言う外国人おじさんと自分の間には、質量のある透明な壁があったように思えた。
「はい。やります。や、らせてください。」
〔、、、いいんだね?〕
ファイナルアンサー?と慇懃な声で聞かれるも、己の決意は変化しない。
おじさんの瞳には、奥深い闇が潜んでいることを確信したうえ、差し伸べられた皮膚が硬い手を、軽く握る。
〔よしじゃぁ、よろしくってことで!〕
「は、はい」
握手して上下に動かした。これもある意味、禁句な契約を結んだのかもしれない。
ひとつのアクション映画に出てくるような、銃がコトリと物静かに置かれた。
「え、これ、、、ベレッタですか?」