なんも変化なし
そんな日が何日か続いた
真奈「なんもないね」
優斗「そうですね」
愛華「まぁ、気長に…」
速報です
各地で傷害事件が起きています
人が人を噛む事件が多数届いていて…
優斗「なんか…すごく嫌な予感がするのは僕だけでしょうか」
愛華「私も…」
真奈「私も一緒」
真奈「ねぇ、あれって…」
愛華「え!!まさにニュースじゃん!」
愛華「警察…!」
優斗「意味ないですよ」
愛華「え?」
優斗「首を噛まれている跡が見れる 」
優斗「あんなに血を流して生きていられると思いますか?」
真奈「つまり、もう死んでいる…と?」
愛華「ゾンビ…ってこと?」
優斗「まぁ恐らくそうでしょうね」
優斗「僕たちはこれを防がないといけないみたいです」
優斗「もう少し様子をみましょうか」
真奈「そうね…」
愛華「戸締りしっかりしなきゃ!」
優斗「…ナイフを持っておきましょうか」
優斗「食われそうになったら自害してください」
優斗「ゾンビに食われたくないでしょう?」
愛華「まぁ、そうね」
真奈「でも自分のこと刺せるかって言われると」
真奈「刺せないかも…」
優斗「勇気出してください」
愛華「戸締りできたよー」
愛華「てかなんでゾンビがいるのかな…」
優斗「自然発生はしません」
優斗「ウイルスか何かを研究者が撒いたのだと思いますよ」
優斗「これほどだと相当前から準備をしていたっぽいですね」
愛華「なんでそんなことを…」
真奈「失うものがない人間は何するか分からないものなのよ」