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番外編「閻魔、限界を迎える」
地獄・執務室。
閻魔は大量の書類に囲まれ、机へ突っ伏していた。
「……もう無理じゃ。」
「助けてくれぇ……。」
そこへ傲慢が入ってくる。
「どうした。」
閻魔は涙目で駆け寄る。
「傲慢!」
「助けてくれ!」
「書類でも巡回でも何でもいい!」
傲慢は首を横に振った。
「無理だ。」
「私も地獄番人の仕事がある。」
「自分の仕事で手一杯だ。」
閻魔は絶望する。
「そんなぁ……。」
今度は鬼たちの所へ走る。
「鬼たち!」
「少し手伝ってくれ!」
鬼たちは一斉に首を横に振る。
「無理です。」
「自分たちの仕事があります。」
「古流斬さんがいた頃は、あの人が色々引き受けてくれていました。」
「今はその分が全部こちらへ来ています。」
閻魔は膝から崩れ落ちた。
「古流斬ぁ……。」
「お主、こんな量を毎日やっとったのか……。」
鬼が苦笑する。
「はい。」
「しかも現世では防衛軍の仕事もしていました。」
閻魔は青ざめる。
「現世と地獄を両方……。」
「休みが欲しいって言うのも当然じゃったな。」
その頃、現世では――。
古流斬は、はるかとユーマと一緒に公園でのんびりアイスを食べていた。
「今日は平和だなぁ。」
はるかが笑う。
「ちゃんと休めてる?」
「最高。」
「やっと人間らしい生活してる。」
一方その頃、地獄では。
閻魔が書類の山を見ながら叫んでいた。
「古流斬ぃぃぃ!」
「早く帰ってきてくれぇぇぇ!」
遠く離れた現世で、古流斬はなぜかくしゃみをした。
「……誰か俺の噂してる?」
ユーマは笑う。
「たぶん閻魔さんじゃない?」
古流斬はアイスを一口食べて笑った。
「悪いけど。」
「今は休みだから知らねぇ。」
その言葉を聞く者はいなかったが、地獄では閻魔の悲鳴が今日も響き渡っていた。
しらなみ
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#鬱展開
Mist-404
1,765
#衝撃のラスト
山根利広
506
コメント
1件
わあ、この番外編、めっちゃ面白かったです!😂 閻魔様が書類の山に埋もれて「古流斬ぁ…お主、こんな量を毎日やっとったのか…」って青ざめるシーン、思わず笑っちゃいました。現世でのんびりアイス食べてる古流斬さんとの対比が絶妙で、地獄の悲鳴と「知らねぇ」のギャップがたまりません。クスッとくるユーモアが心地よかったです、ありがとうございます🌷